岩波新書<br> 〈一人前〉と戦後社会 - 対等を求めて

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岩波新書
〈一人前〉と戦後社会 - 対等を求めて

  • 著者名:禹宗?/沼尻晃伸
  • 価格 ¥1,166(本体¥1,060)
  • 岩波書店(2024/03発売)
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  • ISBN:9784004320104

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内容説明

〈一人前〉としてふるまう.すなわち,話し合いを通して他者と対等にわたりあい,自らの価値と地位を向上させた人びとが,戦後社会を築いてきた.向上にこだわる社会は,ありのままの人を認めないまま,生きづらい現在にいたる.働く場と暮らしの場の声を拾い上げながら,歴史の流れをつかみ,隘路を切りひらく方途を探る.

目次

序 章 「一人前」が容易ではなくなった社会で
一 生きづらい社会
二 「一人前」を問う
第一章 目覚めと挫折――戦前の営み
一 人格承認要求と大正・昭和
二 上層労働者だけが「一人前」
三 権利なきなかでの要求
四 「お国のため」の社会――小括
第二章 飛躍と上昇――敗戦~一九七〇年代
一 人並みに生きたい――戦後改革と「一人前」
二 「同じ労働者」として
三 「市民」として,「人間」として
四 人並みを話し合いで勝ち取った社会――小括
第三章 陶酔と錯覚――一九七〇年代~一九九〇年代
一 「日本的」なるものと新たな「価値」の噴出
二 企業での「自己実現」
三 「連帯」から「女縁」へ
四 企業に傾倒した社会――小括
第四章 多様化と孤立――一九九〇年代~現在
一 迷走する政府――パッチワーク的な政策
二 非正規労働者は「半人前」?
三 「自分らしさ」とは?
四 中間団体をなくし「自己責任」が独り歩きする社会――小括
終 章 新たな「一人前」を求めて
あとがき
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

2
タイトル買いだったので、読み進めるとちょっと思っていたのとは違うなという印象を持った。一人前というのがあくまでの労働現場における一人前の話しで、要は近代日本の労働者に関する本だった。2024/04/14

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