内容説明
「そういうこと、言うんだ。なら、私にも考えがあるけど?」
お互いの好意に気づいていながらも一向に素直になれない一颯と愛梨。
いかに相手から好意を引き出そうかと画策するなか、
バレンタインデーで誰にチョコを渡すかという話になり愛梨も一颯へチョコを用意することに。
「あ、あのくらいじゃ……告白のうちに、入らないわよね? だって、好きって言ってないもの」
チョコを渡すだけのはずが告白を匂わせるような雰囲気になってしまい、進展の気配が近づく――?
なぜか素直になれない生意気美少女とのキスから始まる焦れ甘青春ラブコメディ、第3弾!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
お互いの好意に気づいていながらも一向に素直になれない一颯と愛梨。いかに相手から好意を引き出そうかと画策するなか、バレンタインデーを迎える第3弾。クリスマスを一緒に過ごしてドキドキしたり、一緒に初詣に行ったり、一颯をダイエットに付き合わせる愛梨。そんな彼女がバレンタインデーで一颯へチョコを用意することになり、最初はチョコを渡すだけのはずが告白を匂わせるような雰囲気になってしまう展開で、いやもうお前ら二人とも素直になれよ…と突っ込まずにはいられないもどかしかった二人の関係もようやく一歩前進できて良かったです。2024/03/14
真白優樹
10
クリスマス、新年会、そしてバレンタインと季節が巡る中、少しずつ告白させる事を意識させる二人の関係が一つ動く今巻。―――伝えぬと伝わらぬ、ならば大切なことを。 思いを本当に伝えたら、このもどかしい関係は終わる。ならばどうするかという命題に一つ答えを示す巻であり、一颯からの歩み寄りが彼の中でだけ確かに歩を進め、しかし勘違いという新たな要素を混ぜていく巻である。足りないのはたった二文字、その二文字の不足が知らぬ所で誤解を招いている。果たしてその誤解はいつか炸裂してしまうのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/03/18
rotti619
8
キスまでしている(しかも複数)のに、未だお互いの好意を認めていない、もうお前らさっさと付き合っちゃえよというお話第3巻。クリスマスからバレンタインまでという、冬のイベント総決算でも決まらなかったのに、意外な形で決着…決着???という、審議中のランプが灯るラストは、今後の不透明さをより濃くしていた。いや、最後どう解釈したらいいの???2024/03/26
パパサレン
6
ラブコメってやっぱり大好きだー!完全にここまで以心伝心なのに肝心なことだけ言えない二人。周りもそりゃじれじれヤキモキするわな。そして遂に一颯君やったと思いきや詰めが甘かった。確かに決定的なことは言ってないし、言ってもらいたい愛梨の気持ちもわかる。でもここまできたらなし崩しでいいんじゃないですかね?2024/03/16
マルしぇちゃん
5
幼なじみヒーローヒロイン1:1タイプ意地っ張りラブコメ三巻 ↑という通りのデレデレ展開 ここまで来て「恋人」ではないのいっそすがすがしいと思う。2024/03/15