内容説明
ダンジョン内での運命的な出会いで結成された冒険者パーティー『暁』。全員がデメリット効果のある“マイナススキル”持ちであるにもかかわらずトップ層で活躍する彼らのもとにある日、新しいダンジョンの情報が入る――その名も『魔王城』。「魔王城の最奥には魔王が君臨している」「魔王を倒すことで世界が救われる」そんな思わせぶりな原典(フレーバー・テキスト)に誘われダンジョン攻略を開始する『暁』だったがこのダンジョン……何かがおかしい。一方、複雑な思いを胸に『魔王城』を攻略する冒険者パーティーがいた。実力は十分、ただし全員が厄介者なトップパーティー『星狩』。そんな『星狩』はこの攻略をもって、解散する。元・不遇な冒険者たちが魔王を打ち破って世界を救う!?王道ファンタジー冒険譚、激闘の最終巻!書き下ろしストーリー『追章』収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菊地
1
打ち切りだと思っていた中での2年以上ぶりの新刊だったけど、主人公パーティーの出番が少なめで実質的な本編は2巻で終わってて、3巻はおまけみたいな感じかなぁ。 本巻の内容がダメと言う訳でもないし、一応「一つのパーティーの終わり方」を明示することで「これから」がある主人公達とのコントラストをクッキリさせる効果があるとは思うけど、「シリーズ最終巻」と銘打った本の内容としては変化球であまり褒められないかな、という印象。「ここで終わり……?」という打ち切り感がある。 それはそれとして好きなシリーズでした。お疲れさま。2024/05/19