角川書店単行本<br> 七帝柔道記II 立てる我が部ぞ力あり

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角川書店単行本
七帝柔道記II 立てる我が部ぞ力あり

  • 著者名:増田俊也【著者】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • KADOKAWA(2024/03発売)
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  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041139424

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内容説明

15人vs15人の団体戦「七帝柔道」。この旧七帝国大学だけの寝技中心の柔道に憧れ、増田俊也は二浪の末に北海道大学に入学した。しかしかつて無敵を誇った名門・北大は、旧七帝大同士で競う大会・七帝戦で、二年連続最下位であった。さらに増田の一年、二年の七帝戦でも一勝も出来ず、主力の上級生たちはみな引退してしまう。かつてない絶望的なチーム状況の中、果たして北大柔道部、復活なるか。副主将となった増田は、部内外の仲間たちに支えられながらチームを率いていく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

70
増田俊也さんの自伝小説にして「七帝柔道記」の続編。前作が面白かったので、期待して読んだが、期待通りの出来栄えで満足な内容だった。15人vs15人の団体戦「七帝柔道」という試合がある。この柔道に憧れて増田俊也は2浪の末に北海道大学に入学した。ただ北大は2年連続最下位だった。この状況を脱出するべく毎日の練習に励んでいく。小説全編ほとんどが柔道の描写で、サイドストーリーはほとんどない。それでも読んでいて不思議と飽きてはこない。単なるスポ根小説にはないものが伝わって来る。ラストの七帝戦では胸が熱くなってきた。2024/04/12

そうたそ

18
★★★★☆ 前作が飛ぶほど面白かった記憶があるが、何とそれから十一年ぶりの続編。忘れていないだろうかと不安も、読み始めるや一瞬にして吹き飛んだ。七帝柔道にかける、男たちの熱い、いや熱苦しいまでのパワーに引き込まれるかのように読んだ。前作は大学に入り、入部して、という初々しさもあり、また友情や恋愛など青臭い部分も描かれた。一方で、上級生時代が描かれる本作は、七帝柔道一本、試合のシーンがほとんど。だがそれだけに熱量も凄まじく、こんな学生生活を過ごせるなら、留年上等では、とその青春の充足感について思った。2024/04/14

やっち@カープ女子

14
ダメダメだった北大柔道部は強くなったのか?自叙伝だから調べればわかったけど増田さんの文章で読みたくて、ググらず待ってた歴10年、やっと読めた。もう、すご! 七帝戦に勝つ為だけに生きてる!暗くて重くて熱い試合展開を対戦表を素早く捲りながら夢中で読み進めた。故障に苦しむ作者、親友の竜澤さん、元主将の和泉さん、分け役に徹するテツさんなど柔道部員皆がその年に負けても次の代に思いが繋がるように素覚ましい練習量をこなし、努力する。泥臭く地べたに這いつくばって頑張る彼ら、素敵だった!2024/04/14

jjm

14
この物語の実質の主人公(と私が思っている)和泉さんが北大を卒業し、徳島大医学部へと旅立つところはしんみりしてしまう。そして何といっても感情移入してしまうのは斉藤テツさん。小柄で非力と描写される彼が下級生に侮られながらも拷問のような練習を4年間耐え抜き、「究極の寝技」「最後の最後に自分の柔道を創り上げた」にはグッときてしまった。なおYouTubeで著者や竜澤氏の実際の七帝戦の試合を見ることができる。この4年後に黒船グレイシー柔術が世界を席巻し、北大で著者の3期下の中井さんがヒクソンと対戦することになる。2024/03/29

11
続編が出ていることを知り心の底から嬉しかった。そして期待に違わぬ熱さに泣きそうになるくらいはまって一気読み。さらに続編が出るらしいので待ち遠しい。2024/04/13

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