本屋のない人生なんて

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本屋のない人生なんて

  • 著者名:三宅玲子【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 光文社(2024/03発売)
  • ポイント 19pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334102647

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内容説明

出版不況と言われて久しいものの、「本」という形態のメディアは決して不要となったわけではない。しかし、ネット書店で本を取り寄せる習慣は私たちの生活に定着し、本を「買う」場所は激変した。商店街のちいさな書店はもはや当たり前の風景ではなくなっている。しかし、それでも新しい「本屋」を開く店主たちがいる。いま、なぜ本屋なのか――。北海道から九州まで。全国の気骨ある書店を訪ね歩いたノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

197
本文化に人生を賭ける店主たちの心意気に惚れてまうやろ。それぞれの歴史を刻み、変わらない流通制度など厳しい環境にも負けず、まちの住人たちにしっかり本を届ける場所、書店には本を買うだけにとどまらない何かがある。本の森に癒される、本好きには是非読んで頂きたい一冊。紹介される本屋さん:留萌ブックセンター(北海道)、今野書店·本屋Title·双子のライオン堂(東京)、定有堂書店·汽水空港(鳥取)、ウィー東城店(広島)、ブックスキューブリック·MINOU BOOKS(福岡)、高久書店(静岡)、橙書店(熊本)。2024/08/08

シナモン

108
ひと口に本屋といっても込められた思いはさまざま。魅力的な本屋さんばかりで行きたくてうずうずしてしまいました。本屋さんは地域の文化の大切な担い手。なくなってから「そういえばネットばかりでずっと本屋さん行ってなかったなぁ」と惜しんでも後の祭り。本屋さんでのワクワクな時間をなくさないためにも地元の本屋さんにもっと通おう。 2024/09/18

tamami

77
個人的な事情ではあるが、増え続ける?蔵書の落ち着き先を考えている。古本を活かす手はないだろうか。古本屋?いやいや本屋さんの全国的な衰勢は止まらない。とそんな中、現代に本屋の灯をともし続けようとする、文字通り「本屋のない人生なんて」考えられない人々と店舗を直接取材し、本屋と共にある人生が記される。既によく知られた店名・店主も何件か登場するが、どの店主にも強烈な個性があって、類のない人生語りになっている。同時に、街の人々の本屋さんに対する強い願いを知り、本屋さんて街になくてはならない存在なのだと改めて思う。2024/04/03

花ママ

61
個人経営の小さな書店が近所から消えて久しい。ここには、北海道から九州に至るその土地に根ざした本屋として頑張っている11の書店が紹介されていました。本好きには書店さんはなくてはならないもの。その一端を知ることができたのはよかった。2024/04/06

Roko

39
こんな厳しい状況でも個人で新刊の書店をやろうという人たちがそれなりにいるのは嬉しいことです。今までとは違う考え方の取次店も現れ、そこから仕入れることで新刊書店は営業できているのですが、まだまだ難しい点が色々あるのです。書店だけではやっていけないので、他の仕事をしながら週末だけ、あるいはネットで書店をやっている人もいます。そこまでしてと思うような状況でも書店をやりたい人がいるのだということを、出版社や取次店の人たちにも、もっとわかってもらいたいのです。 #本屋のない人生なんて #NetGalleyJP2024/03/21

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