歴史文化ライブラリー 530<br> 〈軍港都市〉横須賀 - 軍隊と共生する街

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歴史文化ライブラリー 530
〈軍港都市〉横須賀 - 軍隊と共生する街

  • 著者名:高村聰史
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 吉川弘文館(2024/03発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784642059305

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内容説明

三浦半島の「寒村」にすぎなかった横須賀は、幕末の製鉄所・造船所建設や明治の鎮守府設置など、海陸軍の関連施設に依存しながら日本初の〈軍港都市〉へ発展を遂げた。在日米海軍の基地となった今日までを視野に、地域のなかに存在する軍隊と、そこに生きる人びとの暮らしとの関わりを明らかにする。社会経済史の視点から〈軍都〉のゆくえをさぐる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

56
現在世界最大最強のアメリカ海軍第7艦隊司令部がある横須賀。 幕末の造船所から戦前の軍都、戦後のアメリカ軍基地、と発展?してきた歴史。 バラ、きれいなんだけどな公園2023/05/31

アメヲトコ

6
21年8月刊。17年間にわたり『新横須賀市史』編纂に関わってきた著者が、三浦半島の寒村から軍都に成長し、今なお基地の町として軍隊と関わる横須賀の歴史をまとめたもの。軍事目的でできた都市であるがゆえに都市としての浮沈も戦争に左右され、都市と軍隊の強固な依存関係が生じてしまうというのは考えさせられます。現在の横須賀観光の主役ともなっている戦艦三笠が、戦後の荒廃のなか娯楽施設に変貌していたころの写真(281頁)はなかなか衝撃的。2021/10/28

Pyonkichi

4
本書を読むと、軍港都市といっても、「軍隊の立地によって町が発展した」というような単純な話ではないことがわかる。横須賀の地形は必ずしも都市建設に適しておらず、民間産業の発展も限定的だったため、軍港への依存はその分深まった。また水道のようなインフラも軍優先で運用されたため市民の利便性を阻害する面もあったという。戦後の一時期は平和産業都市建設を目指すものの、日米関係とアメリカ軍の都合から結局は軍隊と一体の都市として歩むことになった。2022/08/22

onepei

4
陸軍の駐屯地とはまた少し違った様相2021/09/25

バッシー

2
海軍と共にある町の姿。横須賀は呉や佐世保ともまた違う。しかし、ペリー上陸記念碑を倒した数年後に、デッカー大佐の像を喜んで建てる節操の無さには、絶句する2023/03/17

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