内容説明
慈覚大師円仁の開創と伝わる山寺立石寺(やまでらりっしゃくじ)。霊魂の帰る山、幽冥を分ける聖地とされたその全貌を、絵図や古文書、五輪塔・板碑・石造物などのモノ資料を駆使し、中世考古学の視点から総合的に分析する。比叡山延暦寺や最上氏との関係にもふれ、信仰の形と背景を解明。貴重な写真を多数掲載し、今に続く霊場を切り口に、地域の中世史の再構築を試みる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
25
日本のお寺の中でもかなり好きなお寺ですが、それは雰囲気や景色の話であり、歴史や逸話は知らなかったので興味深く読めました。特に中世石造物や法灯の話は良かったです。2023/04/11
Minamihama
14
数度訪れた山寺、知らない事ばかりだった。 2023/09/04
アメヲトコ
8
21年4月刊。山寺として知られる山形県の立石寺の歴史を古代から近世初頭まで概説した一冊。文体は良くも悪くも朴訥な感じで、著者の真面目さが伝わります。最上川を介しての日本海とのつながりという視点から見るとなぜこの場所に重要な霊場ができたのかがよくわかります。16世紀の戦乱で比叡山から分灯していた「不滅の法灯」が消えてしまい、再度叡山から分けてもらったところ、今度は信長の焼き討ちで叡山の灯が消え、立石寺に分けていた灯によってつなぐことができたという話が面白い。2021/07/30
takao
2
ふむ2021/06/07
零水亭
2
(2005年から2010年にかけて5回、山手に参拝しました)その頃、購入しました。
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