マイコフィリア きのこ愛好症 - 知られざるキノコの不思議世界

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マイコフィリア きのこ愛好症 - 知られざるキノコの不思議世界

  • ISBN:9784756244055

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内容説明

きのこ狩りから新薬開発、エネルギー問題、催幻覚性キノコまで。菌類愛好症(マイコフィリア)の人々が織りなす、素晴らしきキノコの世界!

ニューヨークで活躍する人気フードライター、ユージニア・ボーンが、キノコと菌類の王国を巡った発見の旅を綴ったエッセイ。キノコ狩りから新薬開発、エネルギー問題、催幻覚性キノコについて等、菌類の驚くべき世界を軽妙に語ります。ニューヨークタイムズ紙にも絶賛された名エッセイ! 書籍版ではページの兼ね合いから掲載できなかった詳細なリファレンスも、電子版には新たに収録しています。

第一章 キノコ狩りという名の響宴
第二章 菌学会で出会った、魅力的なキノコ博士たち
第三章 役に立つ菌類、破壊する菌類、寄生する菌類
第四章 キノコハンター、キノコ泥棒、キノコ狂
第五章 キノコを育てる人々
第六章 官能のキノコ、トリュフ
第七章 マッシュルームのすべて
第八章 キノコは新時代のスーパーフード
第九章 薬になるキノコ、毒になるキノコ
第十章 マジックマッシュルームの誘惑
第十一章 マイコテクノロジー 菌類応用技術という魔法
第十二章 私たちは菌の集合体である

著者:Eugenia Bone(ユージニア・ボーン) 
著者プロフィール:フードライター、ニューヨーク菌学会代表。『ニューヨーク・タイムズ』、『デンヴァー・ポスト』、『サヴール』、『フード&ワイン』等、さまざまな媒体に寄稿している。本書『マイコフィリア』は『ニューヨーク・タイムズ』紙にて、「ユーモアと驚きに満ちていて、実にためになる本」と絶賛されている。

監修:吹春俊光
訳:佐藤幸治
訳:田中涼子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

10
キノコに魅入られた、食べることを中心に据えた本。キノコを求めて何処へ出も。毒になるキノコ、食べるとおいしいキノコ、見た目がユニークで河合キノコ。菌類は世界の至る所に生きている。人体の公共空間つまり外胚葉(鼻、口、喉、腸、膣、肛門、肺など)には微生物が生息している。人間は、生きている限り、微生物と共生している。微生物(細菌)の腸内などでの重要性は認識されつつあるが、菌類の役割は重要だと思われつつも、まだ未知の部分が多い。その意味で、キノコを含む菌類の研究は可能性が大なのだ。2016/07/02

Tomoko.H

9
きのこ好きの著者の、きのこと菌類の本。きのこ、菌と細菌、微生物やバクテリアそれぞれの定義も知らないけど菌っていろいろすごいんだね。何もかも菌が影響している…そんな風に考え出したらマイコフィリアってこと。特にアメリカのキノコビジネス(きのこ狩りからサプリ、有用菌なども)の白熱ぶりが伝わる。きのこイベントがそんなにあるとは。日本にもあるのかな?アミガサダケって多分食べたことない。どんなんだろう。野生のきのこが減っているのは日本と同じだけど、とりすぎが原因かどうかはわからないのか。環境を救うかもしれない研究はが2016/04/11

ねこりん

4
きのこに魅入られた人々の、何とも濃い本。自分も相当なきのこ好きだと思うけれど、上には上がいるものです。きのこ栽培とか、薬効だとかいろいろあったけど、やはりきのこ狩りの話が一番ワクワクしました。2016/04/19

志村真幸

3
 アメリカのキノコをめぐるノンフィクションだ。キノコ狩りにいそしむひとたち、菌学者たち、栽培業者、薬用研究など、さまざまな場面が、それに携わるひとびとの生き生きとした姿とともに描き出されている。  アメリカにこれほどまでにキノコをとりまく世界が広がっているとは知らなかった。キノコの講習会やキノコ狩りには愛好家たちが押しよせるし、高級な食用キノコであるアミガサタケを狙うキノコ・ハンターはアメリカ中を旅して暮らしている。  日本のキノコ愛好とは、まったく違う様子を知ることができ、とてもおもしろかった。2020/07/29

ひろ

3
キノコを追い求めて学会にまで乗り込むなんて凄い。。。そしてこの本の厚みといい、情熱が高まるとこうなるものか、、、と。引いてる訳ではない、むしろちょっと面白かった。そして装丁もなかなか目を惹く。2018/02/03

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