徳間文庫<br> ただ一人の幻影

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徳間文庫
ただ一人の幻影

  • 著者名:森村誠一【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 徳間書店(2024/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198949310

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内容説明

初文庫化!
遅いデビューながら人気作家となった宮越には、胸に畳んだ青春の思い出があった。花火大会の夜、河原で出会った少女と名乗り合いもせず、寄り添って天空に 咲く大輪を見物した思い出である。そんな彼のもとに届いた、追憶の少女の娘からの手紙。やがて宮越は、追憶の少女が夫を殺し、服役中に獄死したと聞かされ ることに……(「遠い夏」)。
一期一会の男女の出会いから謎が立ちのぼる、8編のミステリーロマン。

運命の初夜
永遠の祭壇
神風の怨敵
ただひとりの幻影
海の宝石
最後の灯明
芳しき共犯者
遠い夏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

一笑

13
8つの短編集。「永遠の祭壇」「芳しき共犯者」は、棟居刑事が旅先・出張先で出会った女性が事件に関わってくるという物語。偶然が全面にでた小説らしいお話し。「ただ一人の幻影」は、主人公が学生時代に旅先で出会った女性のいる東北が大震災に襲われ、その女性の安否を気遣い行方を追う物語。「遠い夏」は、古希を迎えた主人公が、学生時代に一度だけ一緒に花火をみた女性のその後に接する物語。遠い昔と今を結びつけた作品が多かった。久しぶりに読んだ森村さん。他の作家の作品と比べると、文体が極めて文学っぽいと思ったのは私だけかしらん?2025/06/06

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