スーパーマン：サン・オブ・カル エル／ザ・ ライジング

著者名：トム・テイラー【作】/シアン・トーミー他【画】/吉川悠【訳】

小学館集英社プロダクション（2024/02発売）

• ISBN：9784796873758

内容説明

気候変動、フェイクニュース、権力者による暴虐……
“力では勝てない強敵”に若きスーパーマンが立ち向かう！

スーパーマンことカル　エルの息子ジョン・ケント。地球を去った父親の後を継ぐことを決意したジョンは、今日も助けを求める人々のために飛び回る。しかし現代のスーパーマンの前に立ちはだかるのは、ヴィランだけではなかった。肥え太った資本主義とファシズムは、持たざる者たちを飲み込んでいく。地球の気温は上昇し続け、海は汚染され、フェイクニュースが蔓延する。目まぐるしく変わり続ける世界に翻弄されながら、それでも若きスーパーマンは“真実と正義、より良い明日”のために闘い続ける!!　　
●収録作品●
SUPERMAN: SON OF KAL-EL #7-10, SUPERMAN: SON OF KAL-EL 2021 ANNUAL #1, NIGHTWING #89

　 & ? DC.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[fap]

「ヒーローだったら誰しも一度は経験するさ」 メタな発言でないんだなこれが。 アメコミヒーローの第一人者ではない若者ならな与しやすし と考えたのだろうが、昨今のネット事情を踏まえた市民は 易易とは流されない、といいな。 今回の悪人は意外と強硬で、次々に退場者が出るハードな展開。 主人公の周りには味方がいるおかげで立ち直りも早いことは救いか。

2024/03/13

[ビッチュウ]

面白かった。新世代ヒーローであるジョン君の物語。敵は国家というヒーローも手が出しにくい存在。しかし、非道な行いを見過ごすことができずゲリラ的な情報・報道戦をしている一団と協力体制を図る。この展開は父親のカル＝エルとジャーナリストであるロイスの両方の姿から学んでいるようで何とも嬉しい展開。ジャスティスリーグのような主役級のではなく、現地にいる仲間と共に闘う展開が熱い！あと、表紙が格好イイ。

2025/08/31