歌舞伎座の怪人

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歌舞伎座の怪人

  • 著者名:中村獅童【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 特価 ¥715(本体¥650)
  • 講談社(2024/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062152365

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内容説明

中村獅童って、こんな人だったの?ーー「親のないのは首のないのと同じこと」。歌舞伎界のゴッドマザーといわれた祖母・小川ひな(三代目時蔵夫人)にこう言われ、役者の道を諦めるよう諭された十代の頃。「ぼくには歌舞伎の血筋はあるけれど、後ろだてはありません」といいながら、それでも歌舞伎への夢を諦められない獅童が、舞台や撮影の合間に思いの丈を綴った自伝的エッセイ。硬派なイメージの底に隠された、素直で小さな「獅子の童」の姿に驚かされます。

[獅童を支える豪華な顔ぶれ]
装画・あべ弘士(「あらしのよるに」絵本作家)による描き下ろし「絵で楽しむ歌舞伎座案内」
口絵写真・篠山紀信「假名手本忠臣蔵 斧定九郎」「封印切 亀屋忠兵衛」
特別インタビュー・「萬屋の血」関容子(歌舞伎評論家)
著者秘蔵フォトも満載!

(内容)
進学した日大の芸術学部演劇コースでは「歌舞伎鑑賞」が授業の中にあり、学割チケットを求め、はるか二階の後方の客席から舞台を見つめました。しかし匂いも熱もあまりに遠く、しまいには焦れったくなり、「ああ、ぼくはここにいてはいけない」。
おとなしく座っていてはダメだ、いま自分が感じていることを舞台上で役をとおして語り、舞い、人々を感動の海に誘わねば――と、生意気にもそのとき、真剣に考えました。
そのとき、ぼくは二十一歳でした。 (第一章より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

喪中の雨巫女。

6
《私‐図書館》勘三郎さんや団十郎さんの話、お父さんやお婆様の話面白い。新歌舞伎座もオープンして、勘三郎さんや団十郎さんも亡くなり大変ですが、獅童さんには頑張ってほしい。2013/04/13

しげ

5
獅童さんといえば、個性的でパンキッシュなイメージがあったのですが、とても品のある軽やかな調子の文章を書かれるのですね。意外でした。ほとんどが歌舞伎のこと、萬屋のことについて書かれているのですが、とてもわかりやすく、歌舞伎初心者でもさらりと楽しむことができました。ときおり登場する勘三郎さんや海老蔵さんとのエピソードにもニヤニヤ。2014/05/09

wang

1
獅童本人の文章や聞き書き。映画出演のことや毎月の出演芝居のことなど軽い読み物。舞台写真や子供の頃の写真など獅童個人を感じることができるのがいい点。2011/02/08

なかち

0
記述があっさり。もっと役に恵まれない時代のドロドロした部分を知りたかった。2010/01/21

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