内容説明
生涯役に立つ、自立の心得
自立への第一歩となるひとり暮らし。衣食住、お金、安全など生き延びるための最初の3週間、生活に慣れてきた3か月、季節や環境のパターンに合わせる6か月、そして未来に目を向ける1年、生活を整える力が身につく。ベストセラー『「捨てる!」技術』著者による、進学や就職、結婚、別離など人生の転換期に役立つバイブル。
目次
はじめに――自立して生きていくあなたに
第1章 はじめの3週間 あなたが生き延びるために必要なこと
◆あなたを支える「食」について
◆心と身体を休められるようにすること
◆身なりを清潔に保つということ
◆健康を保つということ
◆お金を管理するということ
◆安全に暮らすということ
第2章 つぎの3か月 生活に慣れてきたら始めてほしいこと
◆家事のパターンについて
◆時間のパターンについて
◆お金のパターンについて
◆近所付き合いのパターンについて
第3章 これからの6か月 季節や環境に合わせて暮らすということ
◆季節の変化に合わせた部屋のしつらえ
◆冬の家事で注意したいこと
◆日本の季節の行事を楽しむ暮らし
◆生活環境について検討する
最終章 1年経ったら 生活しながら未来に向かって生きていく
あとがき――母・辰巳渚のこと 長男・中尾寅彦
※この電子書籍は2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マグナム
15
今は実家で親と一緒に住んでいますが地方の大学に行ってた頃は一人暮らしをしていましたが、今思うとずいぶん苦労していたことを思い出します。両親が他界してからは一人で住まなくてはいけないのでその意味でなにか自分で何もかもしていかなければならないのでこの本をチョイスして生きていく知恵を身に着けるためにこの本を買いました。2025/03/12
ジャッキー♬
1
体調不良で休職中、時間が出来たので読んだ本 読者に語りかける優しい文章が続き、なるほどと読み進めると、213ページ目で、作家さんご自身のお子さんに、語りかけるような暖かい言葉が、私の今の現状と重なり涙が溢れてきた いつか読もうと思って持っていた、たった一冊の本 このタイミングで読めた事が嬉しかった 最終ページで作家さんの現在を知り、なぜこのようなお子さんへの語りになったのかがわかったような気がした 私にとって大切な一冊になり 自分の子どもたちにも勧めようと思う2025/06/19
Pakuchan
1
一人暮らし始めるので読んでみた。自立とは自分の人生をより良くする試み、ですか2025/05/09
Kinya
0
生きていくこと→「家事」さらには「自立」という視点にハッとさせられる。人生の大半を訳あってひとりで生きていかざるを得なかったが、果たして家事は及第点を頂けるものか、ましてや自立した人生であったろうか・・・セミリタイアした今になって反省させられる。2024/04/16