内容説明
京都の路地にあるおでん屋『結(むすび)』。その小さくも温かな店を営むのは、猫に生まれ変わった安倍晴明と、イケメンの姿をした二体の式神だった。常連に囲まれ、お店は順調。しかし、彼らはただ美味しいおでんを提供するだけではない。その傍らで陰陽道を用いて、未練があるせいで現世に留まる魂を成仏させていた。今日もまた、そんな魂が救いを求めて、晴明たちのもとを訪れる――。おでんで身体を、陰陽道で心を癒す、京都ほっこりあやかし物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sion
5
晴明が何故女の子になるのか謎が解決しないまま終わった。2024/05/03
マッケンジー
2
安倍晴明の生まれ変わりの看板猫とイケメンの姿をした二体の式神がおでん屋を営みながら現世と留まった魂を成仏される話。おでんが美味しそうで、登場人物がとても優しい心暖まる話だった。2024/02/17
えりか
1
読み終わった。この作品、私好き! 京都が舞台で、おでんが主役かな? 人間誰もが生き、亡くなる。そして、輪廻転生?する。だか、誰しも後悔や未練がない状態であちらにいくわけじゃない。後悔があり未練がある。だから、地縛霊になったりあっちこっちを彷徨ったりする霊もいる。それでも、誰かに伝えてもらうことは可能ではないし、できることではない。だから、遺言書という伝える手段として。 それでももし、亡くなった方から思いを伝えてもらえるなら皆さんはどうしますか?聞きますか?それとも聞きませんか?そんな心が温まる物語です。2024/08/05