内容説明
著者について
近代史研究家。昭和23年生まれ。昭和46年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。とくに企業審査、経済・産業調査に詳しく、今も的確な分析力には定評がある。平成13年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、現在は「幕末史を見直す会」代表として、現代政治経済と歴史の融合的な研究や執筆活動などを行っている。著書に、『明治維新の正体』(毎日ワンズ)、『ロシア敗れたり』(毎日ワンズ)、『アメリカの罠に嵌った太平洋戦争』(自由社)、『陸軍の横暴と闘った西園寺公望の失意』(勉誠出版)、『昭和の宰相近衛文麿の悲劇』(勉誠出版)など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
19
【おきな書房】【速読】:歴史の一端を深く知る事が出来た。自腹で買ったので、少し間を開けて、再読したい。2025/01/29
乱読家 護る会支持!
4
わずか1万人の関東軍で、張学良が主力軍の中国軍23万人を打ち破り、満州建国を推し進めた天才・石原莞爾。 日露戦争から東京裁判までの日本の歴史を石原莞爾の生涯を照らし合わせながら学ぶ本です。 本書の前提は、満州建国の意義を ⚫︎ソ連の軍事膨張を防ぐための満州建国 ⚫︎世界恐慌に始まる不況を乗り切るための「日満ブロック」 ⚫︎敗戦後の復興を支えた「満州モデル」 とする視点から考えられています。2024/09/05
Hiroki Nishizumi
2
満洲については過去の誤ちを詫びるだけでなく、地政学と歴史を踏まえた事実を広める必要があるとのこと。大いに頷ける。それにしても当時満洲に渡った人々の無念さを思うと切なさとやりきれなさが尽きない。2024/07/07
Nori
2
ロシアのウクライナ侵攻までは、世界最終戦が興る程人類は愚かではないと思っていた。しかし、日米でなく米中に替わったかもしれないが、太平洋を挟んだ世界最終戦が現実味を帯びてきた。一方の当事国が中国では、多大な犠牲が生じた後でも平和は訪れないだろう。また、90年前のブロンソン·リーの警告は正鵠を得ており、地政学的な状況も人間の愚かさも変わらないのだと感じた。他方、今日の産経新聞の正論欄の織田元空将の公の精神の復活を読み、衆院補選や都知事選や複数の経済団体も自己中の塊であり、『日本人の魂の劣化』を改めて思った。2024/07/03
Shimizu Hitoshi
1
子供にマンガを買うために行った本屋で見かけて買った本です。内容は、日本陸軍の石原莞爾の伝記です。満州事変を起こしたけど失脚して後日東京裁判で尋問されました。巻末に石原莞爾の講演「世界最終戦論」が収録されていて、これが一番印象的でした。時間的には持久戦争と決戦戦争が交互に主流になる傾向と、点線面と進化した戦術が次に立体になるという予想は、科学的に思えました。満州国が否定されている時代にそぐわない書名など本の体裁はやや怪しげですが、先の敗戦を反省したい人におすすめできる一冊です。2024/08/16
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