河出文庫<br> 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

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河出文庫
死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

  • 著者名:ドニー・アイカー【著】/安原和見【訳】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 河出書房新社(2024/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309467924

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内容説明

一九五九年冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム9名はテントから離れた場所で凄惨な死に様で発見された。米国人ドキュメンタリー作家の執拗な取材から明らかになった驚くべき結末とは…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かぷち

79
1959年ソ連の雪山で9人の男女が不可解な死を遂げた。ノンフィクションを読む理由としてはネタに興味があるのは大前提として、他の人の目線を知ることができ書き手の魂に触れられるから。p100,177に記述してあるように、著者自身が何故この謎にそこまで惹きつけられ解明したいのか納得の行く答えを持っていないので、当然こちらにもその熱が伝わらず苦しい。事件自体の持つ圧倒的な求心力の前に全ては霞み、純粋に知りたいという想いが執念へと変貌し、周囲の人々を突き動かして行く様子は訴えるものが有り、そこをもっと読みたかった。2024/01/22

Kanonlicht

39
1959年にソ連のウラル山脈の雪原で学生トレッキンググループの一行が不審死を遂げたディアトロフ峠事件。ドキュメンタリー映画監督である著者が、中途離脱したため唯一の生存者となったメンバーを含む関係者への取材と、真冬の事件現場に自ら足を運び得た情報をもとに記したノンフィクション。死地に至るまでの一行の道程、行方不明となった彼らの捜索と遺体発見後の捜査、そして著者による取材と、3つの時系列が平行して進む構成が見事。ラストに描かれる事件当日の再現は、まさにこれが真相だと信じたくなるリアリティがある。2024/02/20

GM職員

24
アメリカのドキュメンタリー映像作家が、大学生登山グループ9名が犠牲となった『ディアトロフ峠』の真相に迫ろうとするノンフィクション。 有名な謎だというのに、実は読メで単行本の感想を見るまで知らなかったので、とても新鮮に楽しんだ。 もはや何が起こったのか知ることはできない過去の出来事に興味を抱いた以上、現地に行って体験してみるという姿勢は好ましい。ロシア語資料の読み込みが足りなかったのはお粗末だが(苦笑)。 これが真相だと言い切ることはできないけど、説得力を持った仮説のひとつ─とは言えるんじゃないかな。2024/02/25

Satoshi

13
有名な遭難事件であるディアトロフ峠事件。殺人事件からオカルトまで様々な論説がある。本書は2010年代に現地取材と科学的な調査を経て、「超低周波音」が原因であるという結論に導かれた。その取材過程と事件当時の時系列を交互に記しているのが特徴的な作り。意図的にそのようにしたのだろうが、読みにくい。2023/11/03

YUMINSU

11
1959年冷戦下のソビエト、大学生の登山チーム9名の凄惨な死体が雪山で発見された未解決遭難怪死事件『ディアトロフ峠事件』の真相に迫るノンフィクション。事件から50年以上を経た2012年にアメリカ人ドキュメンタリー映画作家が現地を訪れ、関係者に話を聞くだけでなく事件現場となった雪山を実際に登山し検証する。1959年と2012〜3年交互に語られる構成が臨場感と緊張感があって読み進め易かった。2024/02/22

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