内容説明
おちゃめな孫娘と頑固なばあさん
2019年と1963年をまたぐ
二人の冒険の行く先は?
高校入学を目前に、ふとした異変で
昭和にタイムスリップしてしまった菜緒。
時はオリンピック前年。
口が悪く愛想なしの祖母を相棒に
東京タワーから始まる物語は
思わぬ出会いと発見にあふれて――
やがて明らかになる、ばあさんの封印された過去。
取り返しのつかない出来事を、菜緒は覆すことができるのか!?
「ひょお、こりゃ面白くなってきた」「まったく、バカまごといると疲れるよ」
愉快爽快、ラストに涙。阿川佐和子の長編小説。
挿絵 石川えりこ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
し~ちゃん
3
久しぶりの阿川さんの小説。 期待が大き過ぎたのか、なかなか読み進めるのが難しかった。 いやっ、悪くないんです。 出てくるキャラはなかなかに魅力的だし。でもタイムスリップした時代がなぜ昭和38年だったのかよくわからず。 主人公と同じ歳のばあさんが15歳ってことなんだろうけど、ばあさんよりもせっちゃんのことが描かれていて頭にはハテナが出続け。 最後にはせっちゃんが主要キャラだった理由はわかるけど、期待していた分、辛口になっちゃいました。2024/04/01
へいぞう
1
📗📗📗2024/04/23
kurumi
0
阿川さんおいくつになられたかしら。ずっと以前読んだ『スープオペラ』は素晴らしかったし、エッセイも楽しいので阿川さんは当たりだと思ってました、が。さすがに平成女子中学生の地の文はムリがある。単にはしゃいだ阿川さんみたい。挿絵もついてるし子供向けと思えばいいのか?でも当の子供からはツッコミ入りまくりそう^^;まあ、どう回収するのかと思ったけどそうきたか!と楽しかった。けどね。母にあげなくて良かった。2024/04/18