創元推理文庫<br> スリー・カード・マーダー

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創元推理文庫
スリー・カード・マーダー

  • ISBN:9784488217068

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内容説明

被害者は、2月5日、火曜日の午後4時5分に空から降ってきた。喉には無惨な切り傷。落下してきたと思われたその男のフラット5階、バルコニーのある部屋は無人で、しかも玄関ドアは内側から釘と板で封じられていた。この不可解な密室殺人に臨むのは、サセックス警察のテス・フォックス警部補。彼女はしかし、被害者の名を知って愕然とする。その男は15年前、妹セアラを救うために罪を犯したあの夜の関係者だった。詐欺師として自分と正反対の世界で生きる異母妹を救うために……。意外な展開を見せる事件に姉妹が挑む、新シリーズ開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

317
刑事の姉&詐欺師の妹という超個性派コンビと密室殺人を組み合わせ、旨味素材をふんだんに用いて調理しておきながら、なぜにこれほど本格ミステリの風味が薄く出来上がってしまったのか不思議でしょうがない作品。続編ありきで曖昧なままにしている部分も多く、消化不良感も強い。主人公姉妹の背景設定が、不可能犯罪のガジェット群と見事に良さを打ち消しあっており、二人の会話ばかりが多く、こっそり犯行現場を見に行くくらいでまともな捜査をしていない。犯人の見せ方も上手くなく、本当ならもっと意外性を演出出来たはず。色々もったいない。2024/04/21

yukaring

68
警部補の姉と詐欺師の妹が挑む三つの密室殺人。このキャラが全く正反対の2人が得意分野を活かして謎を解いていくのが面白い。ある日空から降ってきた男の喉には無惨な切傷。彼の落下した部屋には鍵がかかっていた上、ドアは釘と板で内側から封じられていた。警部補のテスは昇進のチャンスと現場に出向くが待っていたのは不可能犯罪とそしてテスと妹のセアラにだけわかる謎のメッセージ。2人には実は決して人に明かせない秘密の過去があった…。犯人の意図を探るため謎解きに奔走する2人と次々起こる殺人。テンポよがよく読みやすいミステリ。2024/05/10

geshi

27
ミステリとしては期待外れなヤングアダルト向けみたいな小説。刑事の姉と詐欺師の妹が協力して密室殺人の謎に挑むという惹句は嘘ではないけれど、話の本筋は家族の物語や過去の罪にあって、捜査や検証の場面が少なく謎解きはライト。トリックもネタとしては悪くはないと思うけど、カーの名前と密室講義を出すには小粒だし、現代の科学捜査が入ったらさすがに成立しない代物。犯人は話の流れ的にそういう属性にするしかないんだろうなとは思うけど、伏線も無しにいきなり出してきて、結末も消化不良ではいち作品として褒められない。2024/05/30

しゃお

25
密室における殺人、それも三つの不可能犯罪が主題かと思いきや、実は家族の物語でそちらが主だったのかと、すっかり騙されました(笑)。いや、密室トリックも若干どこかで見聞きしたような感じではありますが楽しませてくれました。でも、警察官の姉とコールドリーディングに変装の天才でもある詐欺師の妹という、正反対の立場の二人のバディものとして、そして警察小説として、ユーモラスな描写も多く楽しかったです。しかしまさか一話完結じゃないとはこれまた騙された―(笑)。2024/05/29

ばんだねいっぺい

24
うーむ、最後まで読むと、不可能犯罪ものというより、サーガものだったんだと知ることになる。となると、続編を読まなくてはならない。2024/05/06

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