内容説明
戦争体験に支えられてきた戦後日本の平和主義は、今や風前の灯火である。平和国家には、平和論の礎となるべき戦争論が必要である。そのために、今こそクラウゼヴィッツ『戦争論』を読まなくてはならない。本書は、日本がこれからも平和国家であり続けるための戦争論のすすめである。
目次
序 章 なぜ平和国家に戦争論か
第1章 平和国家の誕生
第2章 天皇と自衛隊
第3章 戦後平和論批判
第4章 戦後憲法学批判
第5章 平和国家の蹉跌
第6章 『戦争論』の成立
第7章 歴史のなかの『戦争論』
第8章 軍人と『戦争論』
第9章 哲学と『戦争論』
第10章 戦争と政治
終 章 平和国家の戦争論
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