角川文庫<br> 僕の神さま

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角川文庫
僕の神さま

  • 著者名:芦沢央【著者】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • KADOKAWA(2024/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041143780

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内容説明

「知ってる? 川上さん、親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。川上さんは父親から虐待を受けていたが、協力を得られないまま転校したと聞いていた。しかも彼女の怨念が図書室の「呪いの本」にこめられたという怪談にまで発展する。日常のさまざまな謎を解決し、僕も「神さま」と尊敬する水谷くんは、噂の真相と呪いの正体に迫るが……。ラスト世界が反転する、せつないミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

281
春夏秋冬4話連作短篇+エピローグ。小学生主人公なので、幾らかはライトであるのかなぁ。なんて思っていた時がありました。でもそんな事は許してくれる筈も無く。寧ろ小学生だからこそ辛い。絶対的な正解というものはなくて、決着の付け方のひとつなのかな。正義や善意だけでは片付けられない現実。どう向き合えば良いのかしら。春の章で、仔ねこが拾われてくるのですけれども。その仔の名前とか、毛色や柄が伏せられていてね。何だよーって思っていたのですが、読者にリアルなイメージを敢えて付けない配慮の様なものにも思えました。2025/05/27

のり

89
小学校の同級生「水谷」君は、神さまと呼ばれている。困った時に頼りになるスーパー小学生。様々な謎を解決していく様は「コナン」君みたいだ。これだけの洞察力を持つに至ったのも気になるところだ。この先の彼等の成長が楽しみだ。2024/08/18

ぽのぽの

51
「あなたは後悔するかもしれない。第1話で読むのをやめればよかった、と。」本書が刊行されたときの帯コピーらしい。読みたくなるでしょ、こんなん書いてあったら。(笑)私は図書館で借りたので帯は見ていない。けど、読んだ感想は、だいたいこんな気分だった。小学5年生の少年が主人公の連作短編集。第1話は確かに小学生らしく、可愛げのあるミステリーだった。しかし章が進むにつれてどんどんヘビーになっていく。第3話のラストが驚愕。エピローグは救いがあるようで、けっこう容赦ない。芦沢さん、厳しい。次、何読もうかな?2026/05/22

よっち

51
小学生の佐土原が神様と尊敬する、冷静で洞察力に優れ「神さま」と呼ばれる同級生・水谷くんが、周囲で起きる事件を次々と解決してゆく連作短編集。おじいちゃんが突然具合が悪くなった理由から、絵が上手い川上さんが苦しむ父親のこと、運動会の騎馬戦で勝つための秘策、転校した川上さんによって図書室の呪いの本に込められた怨念、転校した同級生のいなくなった弟がいた場所。難問にも次々と答えを見出してゆく水谷くんの事件解決はなかなか鮮やかでしたけど、最後には周囲から神さまと呼ばれる彼が抱える苦悩も垣間見えて切なくなりましたね…。2024/03/13

エドワード

49
小学5年生の佐土原は、同級生の水谷くんを神さまと呼ぶ。桜茶を飲んだ祖父のアレルギー、運動会の騎馬戦で勝つ方法。水谷くんは情報を集めて推理し、回答を導く。灰色の脳細胞を持つ名探偵のようだ。プール授業を毎回見学する川上さん。パチンコ狂の父親は彼女に暴力を振るっていた。二人は彼女の家へ行き話を聞くが「大人にまかそう」と彼女を残して帰る。そして「川上さん、父親に殺されたらしいよ」という噂が!「もっと真剣に守るべきだった」悔やむ佐土原。小学生独特の正義感、緻密に作られたジュブナイル・ミステリー。真相は意外な所に。2025/03/19

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