出版社内容情報
ロマン・ロラン[ロマン ロラン]
三木原 浩史[ミキハラ ヒロシ]
内容説明
1918年パリ。ドイツ軍の空爆の下でめぐりあった二人…ロマン・ロランの数ある作品のなかでも、今なお、愛され続ける名作の新訳と解説。
目次
第1部 ピエールとリュス
第2部 『ピエールとリュス』を読む(牧歌世界の記号を求めて;ギリシャ・ローマ神話の世界;リュスよ、あなたはいったい誰なのですか?)
著者等紹介
三木原浩史[ミキハラヒロシ]
1947年神戸市生まれ。1971年京都大学文学部フランス語学フランス文学科卒業。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程(フランス語学フランス文学専攻)中退。大阪教育大学教育学部助教授、神戸大学大学院国際文化学研究科教授を経て、神戸大学名誉教授。シャンソン研究会顧問。浜松シャンソンコンクール(フランス大使館後援)審査委員長。専門はフランス文学・フランス文化論(特に、シャンソン・フランセーズ研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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帽子を編みます
25
ロマン・ロランの小品です。純粋な恋愛小説。帯の一文「1918年パリ。ドイツ軍の空爆の下でめぐりあった二人…」から話は始まります。6ヶ月後に召集される18才のピエール、戦争一色の世間に鬱々とした思いを抱いています。リュスに出会い、恋に落ち二人だけの甘い日々。恋したことのある人なら、たわいもないことをしゃべったり、ただ見つめあったりする「あのとき」に心当たりがあるはず。ガラス越しのキス…、追いかけっこ、(照れてしまいます…)。戦争で始まった恋は、教会で二人だけの誓いの後、空襲であっけなく…、二人一緒に…。2020/08/18
ふゆ
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丁寧な論説付き2016/12/07