内容説明
各所で有能ぶりが認められ、下級侍女の身から一足飛びで出世していくシャーロット。無事に再会した父から自身の出生の秘密を聞かされた彼女は国王夫妻の庇護も受け上級侍女となり、王子・王女達の世話係に任命されるまでになっていた。
一方、王城ではオレリアン王子の立太子式の準備が進んでいた。
各国から来賓が続々と訪れるが、その中にはシャーロットへ求婚してくる野生的な王子や彼女の出自に関係する人物の姿もあって!?
「ありがとう。君のその言葉でどれだけ俺が救われることか」
王城の侍女シャーロットの仕事と秘密と恋の物語、ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
各所で有能ぶりが認められ、下級侍女の身から一足飛びで出世するシャーロット。国王夫妻の庇護も受け上級侍女となり、王子・王女たちの世話係に任命される下巻。無事に再会した父から自身の出生の秘密を聞かされ、王城ではオレリアン王子の立太子式の準備が進む中、来賓としてやってきてシャーロットへ求婚してくる野生的な王子や、彼女の出自に関係する人物たちに遭遇して、否応なしに激動の展開に巻き込まれてゆく展開でしたけど、真摯に仕事に向き合ってきた彼女が、多くの人に慕われながら自らの幸せを見出してゆく結末には救われる思いでした。2024/03/21
蒼
24
シャーロットの肖像画を国王がポケットマネーで落札し、シャーロットの祖父母に届けるシーンには涙が溢れる。娘を失った老夫婦は若き日の娘を彷彿とさせる孫娘の絵姿を得て、心の安寧を得る。こんな設定を見せてくれる作者の世界観がとても嬉しく、心地良い。生きる事が報われる物語は何度でも読み返したいし、今後もこんな物語世界で自分も安寧を得たいと切に願うばかりの読後感だった。2024/03/21
わたー
18
★★★★★上巻は比較的穏やかに読めたが、下巻では途中から涙が止まらなかった。愛を知り、愛のために行動するシャーロットの気高さが非常に良かった。カッコいい女性の一代記を堪能させてもらった。やっぱり守雨さん、推していくしかないですね。2024/04/02
ぶん太姉ちゃん
1
番外編まで充実😊短いながらも本編で登場した人物たちのその後にスポットライト❤️気になるメンバーの幸せな様子に想いを馳せる🎶2024/03/19