内容説明
論理的・効率的に話すことがよいとされる中、著者は「まとまらない言葉の中にこそ本当に伝えたいことがある」と説く。わかりやすく話そうとすると、文を的確に句点「。」で区切る収まりのよい話し方になるが、本当はその「。」の先に圧倒的なディテールがあり、そこにこそ自身への問いや深い思考へのヒントが隠されている。インタビューを生業としている著者だからこそわかる、「。」の先を見つける話し方、聞き方をさぐる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
49
【自分の感じていることや思いに句点を付けることで、見失っていることは何か?】インタビュアーとして多くの人の言葉を聞き、「聞くこと、話すこと」の講座を開催する著者が、「もどかしいままを口にする」ことの重要性を説いた、コミュニケーション読本。<深いところで感じたことや誰かのことを思う気持ちは、そうそう言葉にならない。言葉が裏返ったり、つっかえたり、言い淀んだりする。身体の奥底から湧いてくる言葉は口から出るまで時間がかかる。曲がりくねった道を通ってようやく言葉になる。人それぞれのタイムラインがあるはずだ>と。⇒2025/05/14
Roko
44
相手をイヤな気持ちにさせてしまうんじゃないかと心配して、当たりさわりのないことしか言えなかったり、変なことを言ってしまわないように黙ってしまったり、自分の考えを言葉にするのが難しいという人が増えたような気がします。 相手の話し方がヘタだからと言って「ダメ」というのは、その話を聞いている人の都合なのです。滑らかに話ができるというのは1つの技術だけど、その話の中にウソが混ざっていることだってある。いや、ウソだからこそペラペラしゃべれるのかもしれない。2024/04/05
*
14
自分のトリセツみたいな本に出会えた。だから何かが劇的に良くなるとは言えない。それでもどうにか、この"今"に踏みとどまれそうな気がしてくる。2024/03/01
夢かもしれない
13
論理的に話すことがいいとされ、「それってあなたの感想ですよね」と、感情が隅に追いやられている昨今。 私、もう少し話し方変えたいな。話す前に考えてるもんな。例えば、ぽつり、ぽつり…とか憧れるし。 コミュニケーションについて書かれている本だから、目に見えないものについて書かれていて、目隠しをして彫刻を触っているような読書感。でも、作者の言うことをどこまで信じていいのかも分からないから、いつ殴られるか分からない。目隠しをしているから…作者とコミュニケーション取ってるようなコミュニケーションについての本だった。2025/11/16
やっぱ犬が好き♡
9
わたしは長い間、自分の感じ方に自信が持てず、一般常識や公的事実、コンセプトに沿って感じ方を捻じ曲げてしまっているところがあった。そんなもんだから、本書を読んでいる間、尹さんが示すいろいろな人のエピソードが自分ごとのように刺さりまくって仕方なかった。自分の感覚や感情が、どこまで本来的なものか、自分自身が成育歴や経験のなかで人為的に捻じ曲げてつくったものなのか。わたしにとって、尹さんの著書はそういうふうに自らの感性を見直すきっかけになった気がする。2025/06/21
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