内容説明
安倍元総理銃撃事件を契機に注目を集めた統一教会。日本での活動の歴史は60年以上もさかのぼる。1970年代には統一教会の影響下にあった原理研究会が全国の大学で組織活動を広げ、大きな社会問題となった。強引な勧誘、募金、集団生活……。それは家族も巻き込んで多くの悲劇を生んだ。本書はいち早く原理運動に警鐘を鳴らし、社会に衝撃を与えた歴史的名著といえる。
目次
I
1 社会問題化への経緯
原理運動の実勢
各国政府の対応
社会問題化の先進国・日本
2 マスコミからみた社会問題化
「親泣かせ」で表面化
父母の会の結成
勝共連合発足への布石
布教目的に密入国
あいつぐ奇異な事件
〝洗脳〟の社会的土壌
ソウルで合同結婚式
エアライフルの大量輸入
散弾銃の威力
京都でWACL総会
二万人を集めた日本大会
「茨木事件」と「日本の狂気」
東京都知事選と〝災害〟
東大生対象にセミナー
フランスでも父母の会
アメリカでの報道
国会でも問題化
3 疑惑の系譜
II
1 教祖・文鮮明の奇怪な「過去」
台湾政府の布教禁止措置
サタンと闘い、神と霊交する
曖昧な再臨大予言
ナゾが多すぎる人間経歴
「血分け運動」の発端
「神の啓示」による結婚歴
神が死ねといえば……
朝日にむかって「お父さま」
その狂信的エネルギー
ニューヨーク郊外の大財産
2 統一協会・原理研の〝怪金脈〟
一大フェスティバルの熱狂
人参茶〝快進撃〟のナゾ
奇妙なり〝藪の中〟
小切手不正輸出事件も……
「三カ月で四百個売って下さい」
涙ぐましい〝花売り〟体験
パンの耳をふかして食べて……
モグリの街頭募金活動
3 錯乱者が続出するメカニズム
青年の奇怪な死に方
なぜ〝狂った〟のか……
残された日記の奇々怪々
福島駅での行き倒れ
入信者が錯乱するメカニズム
宗教という名の洗脳
死者・廃人の責任問題
4 統一協会・勝共連合の素顔
協会と勝共連合は表裏一体
現金化にナゾの人物が登場
関連企業への資金援助か
割引運賃の差額を献金
実態不明の街頭募金のカネ
アメリカに膨大な不動産
情報活動の資金づくり?
5 サタン教の思想と行動
『ニューズ・ウィーク』の文氏〝特集〟
文=統一協会とKCIA
フレイザー委員会での証言
暴露されたKCIAの汚ない手口
あらゆる商行為の陰にKCIAあり
日本との関連
あとがき
解説──有田芳生
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- レベル9の閲覧要員181 ROCKET…
-
- 電子書籍
- 退屈ピカリ つれづれノート(43) 角…
-
- 電子書籍
- 仏滅屋おらん(分冊版) 【第2話】 R…
-
- 電子書籍
- ミスターXをさがせ【分冊】 10巻 ハ…