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内容説明
「事業再生」は「人間再生」だ! 株式会社経営共創基盤(IGPI)グループ会長冨山和彦氏推薦! 倒産の危機、地元の抵抗、そして、東日本大震災――。ビジネスパーソン必読の、会津の温泉旅館を舞台にした感動のノンフィクション・ノベル。「再建の神様」と言われた早川種三を尊敬し、世のため人のために働くことを志していた若手地方銀行員・春木種生は、ある事件をきっかけに、銀行員の仕事に疑問を抱く。逃げるように東北新幹線に乗り込んだ彼は、再建請負人を名乗る男・渋沢栄二と偶然出会い、共に会津へ向かうことに。春木はなりゆきで、倒産しかけた温泉宿を再建することになったのだが、問題続きで……。元銀行員の著者による、人と企業の再生を描いた、傑作ビジネス小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PEN-F
35
福島県会津地方のとある温泉宿の再生の物語。震災や原発事故、その風評被害などの困難を乗り越えての再出発にエールを贈りたい。この度の能登半島地震でも、珠洲市にある俺の大好きな温泉旅館、“ランプの宿”も被災してしまい現在休業中です。素晴らしい料理と最高の景色を味わえる温泉、いつも穏やかで優しいスタッフの皆様。最高の旅館です。情けないことに、「頑張ってください」くらいしか言えないのですが、営業再開の際にはまた必ず行きたい。そのときには精算の際に「お釣りは取っておいてください」とスケールの小さなエールを贈りたい。2024/04/15
4丁目の父ちゃん
6
よくある再建物語かと思うも、挫折(?)した銀行員の思わぬ出会いによる温泉宿の再建に貢献。渋沢社長の決断力と、種生さんの銀行員としてやり残した意気込みに感動。結果的に自殺に追い込んだお客さんの家族と、元上司の課長さんと、お互い気持ちが通じた再会となったのかな?困った時はお互い様ですね。2025/05/06
りゅうのすけ
5
ある銀行員が仕事に疑問を感じ、勤めていた銀行を退職し企業再生という新たな挑戦をする物語です。企業や地域の再生がストーリーの中心ですが、人としてのあるべき姿に魅力を感じました。読後感もいいです。2024/08/09
ちゃあぼう
5
この作品は過去に出版された「企業小説シリーズ」とは少々違う描き方をしていて「早川種三」という人物名は度々出るものの、誰をモデルとして描いているのかが、分からなかった。これは旅館再建に携わった人達みんながモデルなのだろうか?無知な私にはそのようにしか想像できなかった。しかし内容そのものは感動できる話であり苦しくとも、みんなで力を合わせて意見を交換しあい行動することが、素晴らしい結果を生むことに繋がることを教えてもらった作品であった。2024/07/06
ドットジェピー
4
面白かったです2024/08/15
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