内容説明
日本に向かう輸送船・グローツラング号が、武装組織・ピースブレイカーの襲撃を受ける事件が発生。常守朱たち公安局刑事課一係は、禾生局長の指示で、外務省の海外調整局行動課と共同捜査をすることになる。そんな彼らの前に、かつての同僚で、国外に逃亡していた狡噛慎也が姿を現す。狡噛は行動課の特別捜査官として、日本に戻ってきたのだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんぽぽ
4
入場特典欲しさに5回は映画観ました。それでも場面の間の細かい描写に驚いたり、納得したり、感心しながら読みました。相変らずいろいろな本や、著者が登場するのでそちらも読んでみたいと思いました。それぞれの「正義」についてよく考えてみたいです。2024/02/12
全力たぬき
3
優秀で才能があって人を利用することに抵抗がなくどんなだった手段でも淡々とこなしてきた篤志と、同じく優秀でも脆い一面もあって出来ることなら荒事は避けたいお人好し、ながらもシビュラの真実を知ってもなお人との共存を掲げて奔走する茜。二人の選択の行く末が描かれた。結果は異なったけど、目的は同じく使命の全うだったと思う。チートスキルのように思えた灼のメンタルトレース、その1つのエンドが見られた後だとあの3期を見直す機会にもなったかもしれない。しかしこのラスト、どうにもつらすぎる。狡噛、わかるよ。頼ってほしいよな。2024/03/09
keisuke
3
ヴィクスン達の息子って誰なのかやっと判明。篤志は本当に色々やってたけど、いかんせん本人優秀すぎたんだろうな。2024/03/03
こまや
3
映画は劇場で5回、円盤で1回観ていたが、2時間にストーリーを詰め込む上で相当端折られたであろう登場人物たちの心理描写がこの小説版では補完されていたので新たな発見も多く非常に面白く読めた。満足度が高い。2024/02/20
晴天
1
およそ100年後でもグロックはふつうに使われるのであった。およそ100年前のM1911の設計が各種マイナーチェンジをされながらも現役なように。2024/02/25