内容説明
シリーズ累計45万部突破!
2度のドラマ化と映画化で記憶に刻まれた
泥棒一家、探偵家族、刑事一家の物語――劇的クライマックス!
三雲華が、Lの一族をめぐる「パンドラの箱」を開ける!
「しかしもう遅い。ここで引き返すわけにはいかなかった。おそらく全部繋がっている気がした。
杏が誘拐されたのも、和馬が殺人犯に仕立てられたのも、すべて一本の線で繋がっている。
そして、その先には、封印された私の記憶があるはずだ」――本文より
【あらすじ】
Lの一族の娘・三雲華の夫である桜庭和馬は、ホテルのバーで張り込み中、突如意識を失う。
目覚めるとスイートルームにいて、浴室には女の死体。殺人犯に仕立てられたのだ。
そのころ華に「娘を返してほしければ十億円を用意しろ」との脅迫電話が。
二つの事件が交錯し、一族の秘密が浮かぶ。シリーズ最高傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドットジェピー
6
面白かったです2024/02/16
まぁ
5
血の絆が濃いな、と思いました。泥棒一家のほうが物理的に強いなぁとなりつつ、探偵がいい所を持っていくのかと思いきやそうでもなくてふふっとなりました。とりあえず今回で一区切りなのでしょうか。2024/03/30
ohion
5
素直に面白かったです。殺人事件と誘拐、どうか繋がるのか楽しく読み進み、クライマックスでは(想定はしてたものの)びっくりしてホロリとした。絆という一文字に凝縮された結末でよかった。2024/02/29
文庫本依存Hiro
4
『ルパンの絆/横関大』読了。 ルパンの娘シリーズ第5弾。今回はオールキャスト入り乱れての団体戦かつ大乱戦。泥棒一家と警察一家と探偵一家が連携して、一家を巻き込む謎に立ち向かう痛快なエンタテインメント。 主役となる夫婦の、夫(警察一家)は殺人事件の犯人として追われる。夫婦の娘は誘拐され、事件対応に追われる妻(泥棒一家)はどんどん深みにはまる。そんな中、夫の同僚であり妻の兄の恋人である名探偵の子孫である女性刑事が、鮮やかに謎に切り込んでいく。 破天荒な設定をユーモアたっぷりに語りきる、横関作品らしい読後感。2024/04/11
yumimama60
4
娘の誘拐、夫の殺人事件、そして自分の出自 華 頑張れ 大岩くんの話に涙する杏 と 杏を助けた大岩くん 2024/01/21