講談社文庫<br> それでも前へ進む

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講談社文庫
それでも前へ進む

  • 著者名:伊集院静【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 講談社(2024/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065350140

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内容説明

追悼・伊集院静。2000万人が泣いた伝説のエッセイ、待望の文庫化!
めぐる季節とともに思い返す、家族、友、仕事、人生――。誰よりも多くの出会いと別れを経験した著者だから語れる、優しさに満ちた魂のメッセージ。JR東日本の車内誌「トランヴェール」の歴代人気No.1連載「車窓に揺れる記憶」に加え、3.11後のこの国の風景を語った特別エッセイ、角田光代、池井戸潤、中島京子、朝井まかて、塩田武士、加藤シゲアキの6人による追悼エッセイを特別収録。

230万部突破の国民的ベストセラー「大人の流儀」リーズに連なる、小説家・伊集院静の魅力満載。悩み、迷い、立ち尽くす――それでも前へ進むための、すべての大人たちへの魂のメッセージ!

目次

【第一部】車窓にうつる記憶
「春になればね……」
クマの昼寝
雨の紫陽花
光に抱かれて
花火に祈る
夜半の花
秋の小包
秋の海辺
冬の駅舎
元旦の朝の空
暖炉の火
また春が来る
ゆったりした時間
きらめく棚田
骨太の指
或る夏の朝
夏のよろこび
差しのべる手
帰省
黄金色の時間
ストーブ列車
寒牡丹
父の帰省
先生と電車で
【第二部】それでも前へ進む
2011年3月11日後の風景
人生は哀しみに満ちている
孤独だけが自分が何者であるかを教える
ここまでやってきた、これからもできる
【第三部】
追悼エッセイ「伊集院静の眼差し」
角田光代
池井戸潤
中島京子
朝井まかて
塩田武士
加藤シゲアキ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mako

8
伊集院さんを追悼する作家たちの言葉を読みたくて求めた本。それぞれの言葉の中に、作品から伝わる伊集院さんが確かにいた。もっと作品を読もうと思う。2024/03/15

くるり

6
ゆっくりと読みたいエッセイ。淡々とした筆致なのに、やさしくてあたたかい。三部どれも良かったが、第二部は特に心に留めておきたい。2024/03/10

りゅうのすけ

6
本当に繊細な文章でグッときました。巻末の各作家さんの追悼のエッセイも良かったです。 伊集院静さんは好きな作家さんです。昨年暮れにお亡くなりになり残念です。 お会いしたこともないのでよく分かりませんが…豪放磊落な人らしいですね。でも本当はとても繊細で優しい心を持っておられたような気がします。 ご冥福をお祈りいたします。2024/02/27

nanaco-bookworm

4
伊集院静さんが亡くなった時に、古本屋のサイトで求めたもの。トランヴェールという新幹線の中にある雑誌に連載されたものと震災後の日本に伝える語り起こしを収録した本。新幹線で読んだ時、琴線に触れる言葉が何個もあり、この方の文章を読む度に心が洗われたのを思い出し、古本屋のサイトで買い求めた。情景が浮かぶわかりやすい文章。弟さんや奥様の死の体験から生み出される言葉たち。期待を裏切らない。ベッドサイド本で寝る前に一章読み進めた。これからも時々読み返しそうな予感がある。2024/04/13

yone

4
初めての伊集院静は追悼コメントの並ぶエッセイ集で、しかも借り物。これはサッサと読むような種類の本ではなく、ゆっくりと味わって読むべきものだと実感。他の本、小説も読んでみようか。2024/02/29

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