徳間文庫<br> バールの正しい使い方

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徳間文庫
バールの正しい使い方

  • 著者名:青本雪平【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 徳間書店(2024/08発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198949631

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内容説明

書評家絶賛!

やめられない止まらない!
惚れたー!
(藤田香織)

青春ミステリーの有力な書き手であることを証明した一作だ。(千街晶之)

大藪春彦新人賞作家が放つ、
二度読み必死の変化球ミステリー!


父の都合で転校を繰り返す小学生の礼恩。それぞれの学校で「バールの怪人」の噂がささやかれ、呼応するようにバールを用いた犯罪が起きていた。ある日礼恩は気づく。怪人の正体はもしかして……。やがて礼恩が辿り着いた「バールの正しい使い方」とは!? 恐るべきどんでん返しに悶絶する人続出! 多数の書店員から圧倒的支持を得た異色のスクルールミステリーが待望の文庫化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

なつくさ

30
初読みの作家さん。世界を滞りなく過ごすため、礼恩は今日も擬態する。靴の中の小石に出会う時だけ、彼は擬態を手解き、謎を解く。タイトル買いだったのだけれど、想像の上をいっていて、とても良かった。それは、本来のバールの使い方ではないけれど、正しいバールの使い方、振るい方だった。僕も正しいバール使いでありたい。2024/08/16

よっち

30
親の仕事の都合で転校を繰り返す小学生の礼恩。行く先々で出会うクラスメイトたちがなぜ嘘をついたのか。その真意を解き明かしてゆく連作短編集。嘘をついた少女とけしからんぞおじさん、海辺の町で一緒にタイムマシンを作った時のこと、その街に戻って知ったこと、同じ場所に呼び出された五人のクラスメイト、お母さんが大好きな男の子、この世界が大好きだった女の子。バールの怪人の噂と呼応する事件が起きていて、子供たちもまた子供たちなりにどうにかしようと一生懸命に考えていて、上手い具合に繋がってゆくその意味がなかなか秀逸でしたね。2024/08/09

bayashi

17
思ってたんと違うな、と思うこと二度。よかったです。面白かった。ただ途中までは辛かったので、うまく騙されている気がしないでもない。もっとそれっぽいタイトルにできそうだけどもしそうだったらおそらく手に取ってないし、また少しでもあらすじ割れていてもたぶん読んでない。良く擬態している。こういうの不意に読むと意外と好き。2025/01/26

igaiga

16
バールを持った殺人鬼の話かと思ってたのですが、バールのようなものってことで違いました。スミマセン。心が汚くて。そしてタイムマシンが本当にできたのかと思いました。2025/04/08

ツバサ

16
パールってそういうことか〜となること間違いなし。少年の成長、変化としてだけでなく、仕掛けの方法も見事だった。心理描写も巧みでした。終盤は人によって評価分かれるかもしれないけど、全体的に見れば良かったのではないか。2024/08/12

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