文學界 2024年3月号

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文學界 2024年3月号

  • 著者名:文學界編集部【編】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 文藝春秋(2024/02発売)
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内容説明

1933年創刊の月刊文芸誌。純文学を中心に小説作品を掲載し、近年だけでも又吉直樹「火花」、村田沙耶香「コンビニ人間」、李琴峰「彼岸花が咲く島」など多数の芥川賞受賞作が出ています。また「JAZZ×文学」「甦る福田恆存」など、特集記事も話題を呼んでいます。

目次

■3月号目次より

【特集】身体がいちばんわからない

・評論
小川公代「“規範的身体”を揺るがす文学」

・インタビュー
町田樹「言語表現がアスリートの背骨になる」
聞き手・構成=辻本力

・ロングエッセイ
ワクサカソウヘイ「時に笑いはセイウチに似たる」
中村佑子「身体を物語ること」

・ブックガイド
鳥澤光「書く身体を読む身体」

・エッセイ「今のあなたの“身体の状態”を教えてください」
鷲田清一「ひきずり、もてあまして」
穂村弘「あと何度なおる病にかかれるだろう」
山下澄人「紐のこと、ラボのこと」
安堂ホセ「じぶんの身体が透明であると感じるとき」
川野芽生「あるいは幻肢痛」
くどうれいん「えんぴつの刺青」
年森瑛「現状報告」
岩川ありさ「解離して瀕死」
中原昌也「偉大な作家生活には病院生活が必要だ」

【新連載】
津野青嵐「『ファット』な身体」
卑下しない、ボディポジティブでもない。「太っている」を語る言葉はどこにある?

【リレーエッセイ】身体を記す
第2回 戌井昭人「身体は大きかったけど」

【新芥川賞作家 特別エッセイ】
九段理江「九段理江」
生成AIの使用で話題をさらった著者の元に一通の英文メールが届く――受賞後初エッセイ
・作品論
水上文「多様性の時代、あるいは大独り言時代の到来――『東京都同情塔』論」

【創作】
川上弘美「泣く男」
島田雅彦「大転生時代」短期集中連載第2回
又吉直樹「生きとるわ」短期集中連載第3回

【新連載】
江南亜美子「『わたし』はひとつのポータル」
読むことで、いまここに生きる「わたし」に変化が起きる――文学の力を探る新連載
酒井泰斗+吉川浩満「読むためのトゥルーイズム――非哲学者による非哲学者のための〈哲学入門〉読書会」第2回

【鼎談】
市川沙央×岩川ありさ×菊間晴子「大江健三郎は何度でも新しい」
今ますます読み直しが進む大江作品を、障害者表象やスピリチュアリティから繙く

【今月のエッセイ】
山尾悠子「夢の扉が開くとき」/山内マリコ「お前に軽井沢はまだ早い」

【窓辺より】
劉佳寧「春の画の館 」

【詩歌】
高柳克弘「アメリカ、中国、そして蟹」

【強力連載陣】
綿矢りさ/砂川文次/金原ひとみ/宮本輝/東畑開人/千葉雄喜/真山仁/金川晋吾/四方田犬彦/江崎文武/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/渡邊英理/宮崎智之

【文學界図書室】
井戸川射子『共に明るい』(瀬戸夏子)/李琴峰『肉を脱ぐ』(平岡直子)/頭木弘樹+横道誠『当事者対決! 心と体でケンカする』(斎藤環)/柴崎友香『続きと始まり』(鈴木みのり)

表紙画=下山健太郎
グラフィックデザイン=REFLECTA,Inc.

※「文學界」電子版は、紙雑誌版とは一部内容が異なる場合、また、応募できないプレゼントや懸賞がある場合があります。ご了承のほど、お願いいたします。