幻冬舎文庫<br> パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら

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幻冬舎文庫
パリのキッチンで四角いバゲットを焼きながら

  • 著者名:中島たい子【著】
  • 価格 ¥658(本体¥599)
  • 幻冬舎(2024/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344433595

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内容説明

長年フランスを敬遠していた私だったが、40代半ばを過ぎて、パリ郊外に住む叔母ロズリーヌの家に居候することに。毛玉のついたセーターでもおしゃれで、週に一度の掃除でも居心地のいい部屋、手間をかけないのに美味しい料理……。彼女は決して無理をしない。いつだって自由だ。パリのキッチンで叔母と過ごして気づいたことを綴ったエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aoringo

74
フランスには若い頃から憧れがあって、この手の本は読み漁ってきた。けれど中島たい子さんの親戚がフランス人だとは知らなかった。身内すぎてあまり興味が持てなかったのを、40代になってから、現地のフランス人の叔母や従姉妹たちに見聞きした生活をまとめたエッセイ。旬の物にこだわった料理や合理的で潔い生き方もやっぱり憧れてしまう。現実は良い所ばかりではないのだろうけれど・・あと服はたくさん持っていて、10着云々ではないらしい。子供時代の思い出話が興味深かった。2025/05/19

penguin-blue

34
フランス人やフランス文化の本と言うよりは「作者にとってのフランス」である叔父一家、中でも叔母ロズリーヌの生き方の魅力を訪仏で再認識し、誰かに伝えずにいられなくなってしまった、という感じの一冊。出てくるレシピや生活の知恵は興味深く、バゲットを焼く香りや日本とは違う樹々の色や陽の光が伝わってくるような気がする。ポイントは自分にとって大切なところにだけこだわり、後はシンプルに大らかに生活や人生を楽しむということか。 先行の『フランス人』本と正反対の記述もあり、結局は国籍ではなくあくまでも人それぞれなのだけれど。2024/07/03

24
読了後、自分の前世はフランス人だったのかも・・・と妙な共通点を見つけてしまう、フランス人が身近な存在に感じるほのぼのあたたかなエッセイ。 著者さんの叔母にあたるフランス人のロズリーヌさんのエピソードが満載というか、全てと言ってもいいけれど、著者さんが憧れるのもわかります。自分をしっかり持っていながら、他人にその価値観を押し付けるでもなく、好きなものを捧げる彼女の人間性は、誰もが惹かれるものだと思いました。 フランスにある、とあるフランス家庭のキッチン事情だけれど こんな親戚がいてとても羨ましいです。2024/02/14

sheemer

16
なんの弾みか読んでいる。パリのキッチンで四角いバゲットというところに惹かれたようだ。全体としてレシピ本かと思ったら、そうではなくて(レシピもいくつかある)作者の叔父の妻となったロズリーヌとその娘ソフィーを中心に置いたフランス人とその生活の印象を語った本だった。いろいろ書いてあるが、簡単にまとめるとこの人達は「自分」がある普通の生き方をしているらしいということだ。「自分」がある、というところに強く納得を感じる。それを確立して行くのが人生だし、今の若い人達が本当は大事にすべきことなのだろうと思う。2025/01/15

うなぎ

16
なんとなくフランスってきくと惹かれてしまって、以前図書館で読んだ本。なぜか元の本は中古が以前べらぼうに高くて、今回の文庫版も発売日にすぐ売り切れて重版がかかったので、つい買ってしまった。ロズリーヌさんのクリのペーストを使ったマロンアイスクリームは中に大きなメレンゲが入ってて、食べるとアイスクリームにしてはシュワっと軽い口当たりになるみたいで美味しそう。業務スーパーのも激うまだけど、板チョコをただパンに挟んだだけのパン・オ・ショコラ食べたくなった。2024/03/12

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