内容説明
今日も世界の片隅で、ひとり膝を抱える僕とあなたのために。
不幸に愛された、トホホ名人……歌人芸人が身を切って綴る、“せつなさとおかしみ”、“短歌とエッセイ”のマリアージュ。
恋でも、仕事でも、その辺にいるときも。あのときも、今も、どうせ明日も。
傷づいたり落ち込んだり。顔では笑っているけど、心は砂漠。
僕の日々は小さな不幸の連続です。トホホな出来事がよく起きて、センチメンタルに殺されそうな日々です。
でも、不幸があると短歌ができます。その短歌を読んで誰かがクスリと笑ってくれます。そうすると僕の小さな不幸は成仏されるのです。
短歌があればトホホも友達です。もしあなたに今、憂鬱なことがあるのなら、僕と一緒にトホホを小さな笑に変えてみませんか。
□すすきのを3周したのにあのホスト僕の原付にまだ座ってる
□注意するほどじゃないけどないんだけど新人さん少し休憩長い
□帰ろうと言い出す前の沈黙を作りたいのにずっと喋るね
□自転車で豪快にこけてやっぱりか この夏初の半ズボンの日
□ワンテンポ隣の席が早いのでコース料理次々とネタバレ
□節約のために水筒持ち歩き パチンコでむちゃくちゃ負けている
□もうこれで最後だの感じ出したのに3日後に会う機会があった
□短歌とか少しも興味のない君に届かせたくて詠んでる短歌
…ほか、トホホ短歌に、トホホエピソードを添えて。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
79
★★★ 歌人芸人岡本雄矢さんの第二集目。詠みっぱなしではなく、ところどころ解説が入っているので、テンポよく楽しむことができる。前作よりも字余り句が多いのが気になったけど、まぁ、短歌って本来そんなもんか。2025/05/20
ゆう
17
前回の本も共感の嵐だったけど、今回も期待を裏切らない内容だった。 短歌にする事で成仏させる発想もポジティブで良いと思う。 元々が明るい人だから、トホホもそれほど落ち込んで暗くはならない。 女の子と花火を見たり、何だかんだ青春してるのも良かった。でも夢を追い続けるってしんどい事も本当に多そうだなって思った。それでも人生は一度きり、誰が何を言っても、自分の人生納得出来るまでとことんやった方がいい。ずっと応援していきたいと思った。2025/01/18
ayumii
16
救いようのない状況も、短歌にしてしまえば軽く受け流すことができて、ネタにまでなってしまうのがいい。字余りなどで短歌っぽくない感じもまた読みやすい。2025/04/15
マカロニ マカロン
16
個人の感想です:B。札幌よしもと「スキカメ」の岡本雄矢さんの短歌集。第1作の『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』とか「実家の麦茶まずそう」というテイストの自由律の「不幸短歌」とエッセイの本。本作ではカバー絵の「まゆげコアラ」がモチーフになっている。【「話したいことあるんだ」という入り こわすぎる絶滅してほしい】、【月が綺麗ですねだなんてもんじゃない地球がもえてますねほどの愛】、が好き。読書家としては、【だいぶ前に薦めた本が置いてあり しおりはかなり前半のまま】、が刺さった2024/09/07
ユニラン
15
前作に続き、トホホな内容の短歌とエッセイ。クスッと笑えて共感もできる。私は短歌が好きで、俵万智さんの「サラダ記念日」などいくつか読んでいる。五七五七七のなかに込められた気持ちを想像するのがおもしろい。中には?と思うものもあるけど。短歌を作ろうとしてもなかなか上手くできないもので、岡本さんは才能あると思います!これからも歌人芸人としての活躍期待してます。2025/01/29
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