- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
儒教の根本思想「修己治人」の教えを説き、宋代の思想家・朱子により為政者修養の書として定められた四書・五経。その中心を成し、指導者たる者の道と徳のあり方を示したものが「大学」と「中庸」である。「修身・斉家・治国・平天下」「日々に新たに」「徳は本なり、財は末なり」など、数多くの名言・名句を今日に伝える名著のなかから、上に立つ者の要諦を学ぶ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
難波猛
3
#読書 ◆儒教＝修己治人(人格と能力の修養、社会での活躍) ◆五徳＝仁義礼智信 ◆大学の道は明徳を明らかに、民を新たに、至善に止まる(徳の修養、周りへ影響、最高の継続) ◆独りを慎む、天に恥じず地に恥じず ◆富は屋を潤し徳は身を潤す ◆恥を知るは勇に近し ◆君子の道は淡にして厭わず ◆その身正しければ令せずして行われる、正しからざれば令すとも従わず ◆治にいて乱を忘れず ◆君子の交わりは淡き水の如し ◆玉磨かざれば器とならず、人学ばざれば道を知らず ◆己を修めて人を責めざれば難より免れる2023/08/10
6haramitsu
2
淡々と解説。守屋さんの昔の本いいね。すらっと分かりやすい。大学・中庸、中身はやはり孔子の説く君子の教え。なんとなく、思想って研究が進んで凝縮されていくと宗教と変わりないなと思う。そもそも宗教も思想か。君子や聖人を目指すと、自ずから徳や仁が備わってくる。結局、宗教が目指す人格の完成と同じ目標で、別の登山道を歩いている。いや、もはや同じ道なのかも。宗教・哲学・心理学・古典、人間の心の発展は無意識に同じ目標に向かっている、それは天が与えた天命・人徳 ・仏性があるから。将来の人類が楽しみに思う。2016/08/16
bebe3269
1
図書室から 読みやすく書かれていたが、構成上1ページ一話となっていて少し飽きてしまうことも 面白い表現や言い得て妙な言葉がたくさんあった。言われていることは当たり前のことなんだけど、言うは易く行うは難し何だなぁと。 亢竜悔いあり 河の澄むをまたば、人寿幾何ぞ 百年、河清をまつ 天知る、地知る、子知る、我知る2022/06/06
寝なきゃ
0
ダイジェスト版であり内容も大学、中庸以外のものが多い。別のを選んだほうが良い。此の手の古典はネットにも沢山あるし。
