新潮文庫<br> 空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)

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新潮文庫
空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集―(新潮文庫)

  • 著者名:寮美千子【編】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 新潮社(2024/01発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101352411

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内容説明

受刑者たちが、そっと心の奥にしまっていた葛藤、悔恨、優しさ……。童話作家に導かれ、彼らの閉ざされた思いが「言葉」となって溢れ出た時、奇跡のような詩が生まれた。美しい煉瓦建築の奈良少年刑務所の中で、受刑者が魔法にかかったように変わって行く。彼らは、一度も耕されたことのない荒地だった――「刑務所の教室」で受刑者に寄り添い続ける作家が選んだ、感動の57編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

231
57編の詩集。閉ざされた心の扉を少しだけ開けた少年。詩を書いたこともないからこそ生まれる、宝石のような言葉。感情をあたりまえに表現でき、受けとめてくれる誰かがいることが、更正への第一歩。…印象的な詩「ゆめ」…ぼくのゆめは・・で終わる絶句した心。強い自らへの問いかけ。明るい言葉にも闇が見え隠れする。…これからは今を生きていく自分でありたい。そう言う少年は恥ずかしそうにうつむく。不完全な自分の弱さを認められたら、きっと人生はもっと楽になる。…伝えるためにある言葉が伝わらない現実を知り、壊れた心は目覚めていく。2021/10/26

こーた

166
良いとか悪いとか、面白いとか面白くないとかの判断を、してはならない本というのが稀にあるが、これはそういう一冊なんだとおもう。僕もひとの親だから、どうしたって親の眼差しで見てしまう。子らが間違えないように。巧く間違えられるように。間違えたっていいんだよと言えるように。それにしても、お母さんは詩になるのに、お父さんて詩にならないな。2025/01/06

あきら

153
感動しました。 言葉の力ってすごい。自分にも子供がいるので色々思うところがありました。 読んでよかった。 2021/07/09

Aya Murakami

152
新潮文庫の100冊2020 言葉の純粋さ…。この本を作った人は気づいていないかもしれないですけど、少年犯罪者さんたちは大人を欺くテクニックを日々磨いているなのだと思いますよ。うちの通っていた中学校の不良たちも目下の同級生にはひどい態度を示しますが、親先生にはとてもかわいらしくふるまっていましたから。本当にずるがしこい方々です。 タイトルの意味は本作を読むと分かります。施設内での態度が良ければ青から白になって待遇がよくなるのだとか?青は中間の待遇らしいです。2020/11/21

真香@ゆるゆるペース

151
奈良少年刑務所の更生教育の「社会性涵養プログラム」から生まれた、受刑者達による57編の詩集。犯罪に手を染めた人が書いたとは思えない繊細でピュアな作品からは、彼らの優しさや苦悩が垣間見える。上手に書こうという作為がない分、飾らない率直な言葉が心に刺さった。彼らを色眼鏡で見る前に、非行に走らせたのは我々大人や社会の責任もあるということを考えなくてはね。母親の詩が多いけれど、やはり愛情に飢えていたのかな?私にも息子がいるので、何だかいろいろ考えさせられた。彼らが罪と向き合い、成長と共に更生することを願うばかり。2021/05/16

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