内容説明
芭蕉・蕪村から平成時代の新進まで、さまざまな名句、知られざる秀句を約二百句採り上げて楽しく鑑賞。「俳句への共感」があふれ出た、華やかで心にしみる正木流愛唱句全集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さたん・さたーん・さーたん
5
俳人である著者が一頁ずつ一句を簡潔に取り上げる。生活の中で、見落としてしまいそうなくらいほろほろと脆い、だけど誰もがいつか何かしら見覚えのある一瞬_それを大事に大事に掬い上げ、つやつやと磨いた言葉で留めたものが俳句だと気づく。自分の身ほとりにあって支えてくれる存在として、愛称句をノートに綴るよう薦める著者だが、キリがないので丸ごと本棚に並べて好きな時引き出したい。ところで「思ふところ水につながりゆく良夜 村越化石」は、つらつらと思い出されることは水のように途切れず溢れてくるばかり、と自分は読んだ。2020/01/31
sayuspi
1
ハッとさせられる句が多かった。句にハッとして、解説を読み、深く考える。という流れが心地よい一冊。句を咀嚼していく感覚が好きでした。佳い句にたくさん触れたいので、こういう実作者が選句した本は積極的に読んでいきたいです。2017/11/12
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