日本経済新聞出版<br> 民主主義と資本主義の危機

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日本経済新聞出版
民主主義と資本主義の危機

  • 著者名:マーティン・ウルフ【著】/小川敏子【訳】
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 日経BP(2024/01発売)
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  • ISBN:9784296113651

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内容説明

中国ですら敵わないほどの強力な敵、民主主義と資本主義の敵は内側にいる。
いま必要なのは、格差解消と中間層の復活だ。
* * *
まずまずの豊かさ、わが子が機会に恵まれること、そして幸せな未来――。
ささやかな期待すらも実現しない政治とグローバル資本主義に民衆は怒っている。
世界金融危機後の中間層の空洞化は、先進国で既存体制への怒りに火を付けた。これから10年後、民主主義と資本主義は放棄されずに残るだろうか。
高所得の民主主義国で台頭する右派・左派双方のポピュリズムは、世界を暗黒に変えるだろうか。
* * *
20世紀はモンスターのような独裁者の世紀だった。いまふたたび独裁者が復活しようとしている。
権力者だけに奉仕する国家に希望はない。
20世紀、人類はそうなる運命を紙一重で切り抜けた。
21世紀もうまく逃げおおせるだろうか。
* * *
FTのチーフ・エコノミクス・コメンテーターが描くいま求められる改革。

目次

はじめに なぜ私は本書を執筆したのか
第1章 今回は、火だ

第I部 資本主義と民主主義について
第2章 共存的な双子――人類史における政治と経済
第3章 民主資本主義の進化

第II部 なにを間違えたのか
第4章 大事なのは経済なのだ、愚か者よ
第5章 レンティア資本主義の台頭
第6章 ポピュリズムの危険

第III部 民主資本主義を再生する
第7章 資本主義の再生
第8章 「新しい」ニューディールに向かって
第9章 民主主義の再生

第IV部 いま歴史の転換点で
第10章 世界における民主資本主義

結 論 市民の力をふたたび

謝辞
参考文献
原註

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

2
今回は、火だ:経済への失望→ポピュリズム台頭 扇動的専制主義 情報操作型独裁政治 革命<大変革 現在あるものの上に変化を積み上げ 度を過ごすことなかれ 資本主義と民主主義について:共存的な双子―人類史における政治と経済 民主資本主義の進化 なにを間違えたのか:大事なのは経済なのだ、愚か者よ レンティア資本主義の台頭 ポピュリズムの危険 民主資本主義を再生する:資本主義の再生 「新しい」ニューディールに向かって 民主主義の再生 いま歴史の転換点で:世界における民主資本主義 結論ー市民の力をふたたび2024/03/05

みやちゃん

1
学術書といった一冊。世界の政治形態は、民主主義が専制主義を上回るという事実。専制主義の代表として、プーチン、習近平が名指しされている。最近の実感では、専制主義が幅を利かせているようにも思えるが、事実は違うのだと認識。そして民主主義を維持するためには、極端な右派左派に走らないよう、中間層の復活がカギと説く。確かに2024/04/09

TKY KBR

0
資本主義、エリートへの不信感、ポピュリズムを利用した立候補者の台頭、怒り疎外感を感じていたエリート層ではない民間人の共感を得る みたいな流れ 資本主義や民主主義を危機にさらしているのはあくまでもトランプなどポピュリズムを利用しようとする政治家ではなく 資本主義や民主主義を持続させようとしている既存の政治家たちの不甲斐なさの結果なように思えた そもそも他の勢力や思想につけいるスキを与えているのが悪いような気がしている2024/07/21

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