中公文庫<br> ゆりかごで眠れ(下) 新装版

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中公文庫
ゆりかごで眠れ(下) 新装版

  • 著者名:垣根涼介【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 中央公論新社(2024/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122074637

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内容説明

ライバル組織への復讐を果たし、日本人の想像を絶する方法で、警視庁からのパパリト奪還を急ぐリキ。そのさなか、迷子になった娘カーサーを保護した元刑事・若槻妙子と彼は出会った……。憎しみと悲しみ、そして諦めという人生の檻を破り、安らぎと光を追い求めた男と女。血と喧噪の旅路の果て、彼らに訪れた結末とは――。〈解説〉佐藤 究

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わらわら

8
「ゆりかごで眠れ」というタイトルから考える。ゆりかごで眠るって気持ちいい、ゆりかごで眠るって自然のままに眠れってことかなぁ。人はそれぞれのゆりかごをもっているのだろう。垣根氏は2002年のコロンビアを取材していると書かれている。この本を読み始めた時「ワイルド・ソウル」を思い出す。解説に両方読んで欲しいと書かれていた。冷酷無残なマフィアの組織には足を踏み入れたくはない。今のコロンビアは変化しているのだろうが…歌舞伎町の闇の部分に足を踏み入れるのも怖いと感じる。ゆりかごはやすらかで楽しい方がいいと思う。2024/02/05

オールド・ボリシェビク

3
破滅と破壊の物語は下巻に入って、その強度を増し、疾走する。多少の無理も感じられる展開といえないこともないが、このころの物語としては、圧倒的な面白さを秘めていたと思う。垣根涼介、結局は歴史小説で直木賞を受賞したわけだが、こちらのようなノワールというか、突っ走る物語の方が向いていると思うけどなあ。加齢によって、そういう物語も書けなくなってきたのかなあ。とにかく、一気読みでした。2024/02/08

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