ホットプレートと震度四

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ホットプレートと震度四

  • 著者名:井上荒野【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 淡交社(2024/01発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784473045799

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内容説明

数々の「おいしい小説」を手掛けてきた著者が贈る――“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描いた短編集。「今年 のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホッ トプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」の9篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

264
井上 荒野は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、食に纏わる道具の連作短編集、オススメは、表題作「ホットプレートと震度四」&「さよなら、アクリルたわし」です。 https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001955/2024/02/22

いつでも母さん

173
“食にまつわる道具”をめぐる短編9話。正直言って少し苦手な井上さんだが、今作は好みだった(偉そうな私・・汗)とは言っても、やはり何とも言えない空気感はあって、タイトル作はこの二組でなぜ会う?だったし『さよなら、アクリルたわし』のその後は気になるしではあった。好みは人は大人になるを感じた『水餃子の机』ほろっとした『焚いてるんだよ、薪ストーブ』また、井上さんのこんな短編集を読んでみたい。2024/02/06

nonpono

139
良いお芝居や映画を見た後の煙草は美味しい。クールダウンみたいに。よい本もしかり。「食」にまつわる短編集である。昔、井上荒野の「ベーコン」に出てくる「食」にまつわり話でも唸ったけど。あれは、うる覚えだが水餃子がでてこなかったけ。本書は、切ない話もあるが、すぐに感じたのはわたしも好きな人と美味しいものを囲みたくなった。若い時は食べるより飲む方が先だったな。切ないし悲しい瞬間もある話もあるが、バランス、構成の良さを非常に感じた。本のキャッチコピー、「明日は、きっと、よい食卓」、この若干、カラ元気さが絶妙にいい。2024/04/26

やっさん

126
★★★ 「料理と家族」をテーマにした短篇。重い作品が無いから気楽に読める。別作品でも感じたことだけど、井上荒野さんは〝人と人との微妙な距離感〟を表すのがとても巧い。リアルすぎて、読んでる自分まで気まずくなる。2024/08/21

ma-bo

111
井上さんの作品は初読みです。食に関する物、道具が話の鍵になっていて、感情に揺れ動く人々を描く。ピリっとしたり、ホッとしたり、ホロっとしたり、短編9編なのでサクッと読めました。2024/05/02

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