内容説明
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“心理学者”が1つのアジアの国と出会い,住み,人々の生活と思いを聞きとる。そして,感じたこと,考えたことを書きつづるシリーズ第1集。観光では触れられない,知ることのできないベトナム。先入観にとらわれず,この国に生きる人々の魅力が感じとれるエッセイ。ベトナムの人たちの戦争への思いも聞き取り収載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Machida Hiroshi
2
本書は、心理学者である著者が、ベトナムに惹かれ、多くのベトナムの人々と出会い、日常やベトナム戦争について語り、率直な感想をおりまぜながら記した本です。僕と著者が同世代だからか、著者の言葉の端々に現れる感性に親和性を感じました。これもまたベトナムに行きたくなる魅力に満ちた一冊です。2014/02/27
ワッピー
2
仕事に絡んでいろいろなベトナム本を読みましたが、このようなほっこりした温かみを伝えているものはありませんでした。ここに描かれているベトナムの人々は、たしかに「不思議な魅力」を持っています。オフショアとか、アウトソーシング先とかいう記号ではなく、まずは人間として付き合うことが何よりの国際化ではないかと思ったりして。ワッピーもベトナムに行く縁がありますように…2011/12/13
Eddie
2
ベトナムに興味がある人なら是非一度読んでみるべき。 ベトナムは投資先、事業展開先、そうかもしれないけど、そこに住む人々はどういう人たちなのか。 筆者のベトナムでの交流を通じて、観光やビジネスだけではわからないベトナムという国の本当の姿が垣間見れる。そしてベトナムに興味がある我々がベトナム人とどうやって接していくか、ひとつのヒントがここにある。2010/06/16
Masa
1
最近ベトナムによく行くので図書館でベトナム関連本を探してみた。茨城大学の社会心理学の先生が書いたベトナムの人々について。ハノイに住む人たちはベトナム戦争時代の北爆の影響なのか、ニューヨークでの911のテロの時少し嬉しかったと感じていたってのは意外。でも日本人が忘れっぽ過ぎるんだね。日本に行った事は無いが日本について学ぶハノイの社会人文科学大の学生が語った「日本人と話しても、ベトナムの良いことしか言わず、それは必ずしも本心では無いから、つまらない」ってちょっと胸が痛いな。2018/05/16
Y.U
1
まだベトナムとの縁がありそうな予感。もう一度向き合ってみたくなりました。ベトナムに対する意識はすごく解ります。今、中国との衝突が報じらているが、彼らの気質から引かない気がする。ただビジネスは別でお互いしたたかなんどろう…廻りの方が振り回される様な気がする2014/05/11