角川文庫<br> 不疑 葉室麟短編傑作選

個数:1
紙書籍版価格
¥792
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
不疑 葉室麟短編傑作選

  • 著者名:葉室麟【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2024/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041138762

ファイル: /

内容説明

中国の漢の時代、長安の知事と警察長官を兼ねる「京兆尹」という役職があった。謀反を未然に防いだ功によって抜擢された「不疑」は、厳格でありつつも慈悲を忘れず、辣腕と名高い。ある日、天子にしか許されない黄色の隊列を率いた謎の男が宮廷を訪れた。男が反乱によって殺されたはずの皇太子を名乗ったことで、宮廷は混乱の渦に巻き込まれる。書籍化初の中編「不疑」をはじめ、葉室麟が遺した渾身の作品、全6編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はかり

14
葉室の著作は何冊か読んだが、本著はなかなか難解だった。と言うのも、取り上げられたのは大半が有名な題材だが、いずれも彫り込んだ内容だったから。本名となった不疑だけは知らない話しだったが、これこそが葉室らしいともいえる。2024/02/08

coldsurgeon

7
この短編集は面白い。特に表題作の「不疑」は、古代中国を舞台に江戸時代であれば町奉行に当たる役職に就く主人公が、大きな陰謀を暴くミステリーだ。史実があり、それをリアリティを以て描くから、読み手をのめり込ませる。やはり時代小説の名手だ。2024/04/27

鉄人28号

7
☆☆ 葉室麟短編傑作選。日本および中国の歴史上の人物を題材とした6編の短編時代小説から成る>2024/02/28

勝也成瀬

3
最後の表題作「不義」は今までの葉室作品とは違っておもしろかった。作者の早逝が悔やまれる。2024/04/16

koba

2
新選組の沖田総司、忠臣蔵の大石内蔵助らを独自の作家眼で切り裂く短篇集。葉室作品にはいつも姿勢を正される。早逝が悼まれる。2024/03/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21695259
  • ご注意事項