内容説明
すごい人はどこが凄いのか。
創作の巨匠たちが教えてくれたインスピレーションの秘密
谷川俊太郎、宇野亞喜良、横尾忠則、荒木経惟、萩尾望都、佐藤雅彦、高野文子、甲本ヒロト、吉田戦車ら「創作の神様」と人気歌人による、創作をめぐる奇蹟の対話。
《解説》名久井直子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mukimi
112
各界の大物アーティスト達へ穂村弘がインタビュー。穂村氏の書はまだあまり読んだことはないのだけど是非これから読んでいこうと思った。というのもこの人の感受性は突飛でほっとけなくて、気難しそうなミステリアスな芸術家の心にするりと入り込み他の人なら聞けないことを聞き出してしまう。谷川俊太郎さんに「もう結婚しないんですか?」と聞いたり「写真撮影の時どさくさに紛れて谷川俊太郎のおでこ触ってみた」なんて言っている。萩尾望都さんが、書くつもりのない名作の続編の構想を話してしまうのも頷ける。只者じゃない人達の戯れであった。2024/10/18
水色系
24
穂村さんが自分にとっての神様たちと対談する。甲本ヒロトかっこええ。印象的な話は以下。甲本:そんな理由でやってるバンドのライブなんて行きたくないと思ったんです。生活における「もったいない」は美徳だと思う。だけど、人生に「もったいない」という価値はいらないんです。それは人生をクソにする。(P169)2024/07/14
Shoko
20
本当に錚々たる顔ぶれ。各界の「すごい人」たちに穂村弘が会いに行く。谷川俊太郎、宇野亜喜良、荒木経惟、萩尾望都、高野文子、吉田戦車など。著者が言う「自分が好きな人を好きな人が好きという喜び」。萩尾望都と高野文子が相思相愛だと知って喜ぶ著者の気持ち、分かる!私はほむほむも高野文子さんも好きなので、ただただ嬉しい♡ そしてカッコよかったのは甲本ヒロトの言葉。「世界にはじめて鳴らすようなロックンロールをやってみたいと思ってたんです。だって、それまでと同じようなものなら聴いてればいいんだもん。」2024/11/19
たっきー
17
タイトルが面白いなと思った。10名の「創作の神様」との対談集。話の内容も良いが、写真も良い。特に甲本ヒロトと著者が何気なく床座りしているショットがかっこいい。2023/11/04
きき
15
穂村さんがずっと憧れている、あきらかにすごい人たちとの対談集。まずはタイトルが単純明快すぎて好き。そして一貫して、穂村さんの対談相手へのリスペクトの気持ちが伝わってきて読んでいるこちらまでドキドキしてしまう。徹底的にすきだからこそ、相手との「両思いポイント」を探っていて、初対面の人とも深いところまで語り合える穂村さん。でも相手も穂村さんの言葉をノートに書き留めていたり、穂村さんの事に興味津々でそのやりとりがなんだか嬉しい。あきらかにすごい人と話す穂村さんも、よくわからないけれど、あきらかにすごい人だ。2023/11/05
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