内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
※この商品は、作品の内容を鑑み、固定レイアウト型で制作した電子書籍です。文字だけを拡大することができませんので、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できませんので、ご注意ください。また、お読みになる端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。※ある老人ホームの一夜。八人の老人と一人の寮母。食事と作業とお楽しみ会……。体力も知力も異なる八人の老人たちと寮母に、時は等しく流れる。登場人物九人の同時進行小説。同じ場面のそれぞれの行動、意識(があれば、だが)が、各人に割り当てられた章の同じページ、同じ行に浮かび上がる。傑作実験小説!/解説=若島正
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スイ
12
ある一晩のことを、老人ホームの入居者たちと寮母それぞれの視点で書いている。 入居者たちは身体機能や痴呆の状態もおのおの異なり、それによって書かれ方も変わってくる。 現在の語りに過去が自然と混ざり合う。 面白い書き方だったが、結末は何とも…。2024/11/27
ののまる
6
みんな、まだらになっていくのねえ2024/07/21
そら
3
各章のキャラが各章の同じページ、行に絡んでくる仕掛けは面白いけど、内容は微妙。小悪寮母は不快。2024/03/15
いっこ
2
1971年に書かれたというが、何をやっても「どうせ、わからないんだから」という意識は、現在も老人虐待が止まないことの背景に存在しているのではないか?8人の老人の話の前に、年齢や結婚歴、感覚、運動能力、CQ値などが示されているが、どんな生い立ち、くらしをしてきたのかは、それぞれの言葉から推し量るしかない。何を言っているのか意味不明な言葉に、自分もこんな風になるんだろうかと恐怖を覚える。「本が読みたいのよ」っていう老女もいたしね。最後の寮母の話は、実験小説とはいえ、作りこみ過ぎの感があった。2024/07/12
Akko1454
2
書評用。すぐに読めるけど、書くのにめちゃくちゃ時間かかった…!2024/03/24
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