創元海外SF叢書<br> ロボットの夢の都市

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創元海外SF叢書
ロボットの夢の都市

  • 著者名:ラヴィ・ティドハー【著】/茂木健【訳】
  • 価格 ¥2,600(本体¥2,364)
  • 東京創元社(2024/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 690pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488014674

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内容説明

太陽系を巻き込んだ大戦争から数百年。宇宙への脱出を夢見て時間膨張爆弾の殻の買い手を探しているジャンク掘りの少年、それ自体がひとつの街のような移動隊商宿で旅をつづける少年、そして砂漠の巨大都市の片隅で古びた見慣れぬロボットと出会った女性。彼らの運命がひとつにより合わさるとき、かつて一夜にしてひとつの都市を滅ぼしたことのある戦闘ロボットが、長い眠りから目覚めて……。世界幻想文学大賞作家が贈る、どこか懐かしい未来の、ふしぎなSF物語。/解説=渡邊利道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オフィーリア

58
宇宙大戦後から復興した遥か未来の中東が舞台のSF。壮大な世界観ながらもそこに生きる人間やロボットの視点が主でどこか長閑でおとぎ話のよう。フレーバー代わりに膨大な設定と単語が登場し、そのワード一つ一つに妄想を膨らませたくなる素晴らしきSF。2024/03/10

tetsubun1000mg

15
イスラエル生まれで、ロンドン在住の初読みのSF作家さん。 世界幻想文学大賞などを受賞して評価の高いそうだが、読語感はSFというよりファンタジーという感じ。 私の全く知らない砂漠の世界の幻想的な物語という余韻が残る作品だった。 砂漠の国の未来のSFだが、不思議とノスタルジックな印象も受ける不思議な作品。 サウジアラビアでは170㎞のドーム「ザ・ライン」,全長全幅400mの建物と中にドームを建造する「The・Murabba」なども2030年に建てるなど発表しているのでこんな物語も現実となりそうな気もする。 2024/04/12

本の蟲

15
遥か遠未来の話でありながら、どことなく祖父母が語る伝説といった趣があるSF叙事詩。人類の生活圏は太陽系外にまで広がり、遺伝子改変超人類、デジタル生命、自律ロボット、オールトの雲には異星人が潜んでいるとされる。作者同一設定シリーズの中の一冊。本作の舞台は地球の砂漠地帯。中東の古都ネオムで複数の仕事を掛け持ちしている女性マリマム。戦争機械発掘中の事故で家族を失い、砂漠を渡るキャラバンに拾われた少年サレハ。何度も戦争を潜り抜け、地球に帰還した古い人間型ロボット。彼らの出会いが失われた神話の新たな幕を上げる2024/03/22

りょうけん

12
<駄> 京大は出たものの SF翻訳者ふぜいで留まっている大森苦君(以下 オーモリくん)が 本の雑誌2024年3月号の 新刊めったくたガイド で☆五つの満点でお勧めしていた。 と云う事は,一体どれだけつまらないのだろうかw を確かめてみる為と表紙カバーが少しカッコよかったので読んでみた(嗤う)。 いやまあしかし ずぶずぶのオーモリくんと云えども なかなか星5つは付けないので もしかすると面白いSF作品なのかもしれない,とわずかな期待は持ったが・・・確かなエビデンスはもちろん無かった(笑) 2024/04/01

ひびキング

11
舞台も物語も想像してたの真反対だった。殺伐とした物語を想像してたのだが、優しい再生の寓話。花を贈る人生って素敵だ。著者のオタクぶりも楽しいが、こんなとこでルーディ・ラッカーに再開できたのが最大の喜びではある。2024/03/16

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