内容説明
懲りもせず失言を繰り返す政治家。知らず知らずのうちに相手を不愉快にさせる不作法者。日本語の方がわかりやすいのに、わざわざカタカナ語を多用する大人たち……。何気ない日常のふとした違和感をすくい上げ、歯に衣着せぬ物言いでズバッと切り込む。ウイットに富んだ内館節全開でおくる、忖度なしの痛快エッセイ七十五編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もえ
21
「週刊朝日」に連載されたエッセイの最新刊。最近内館牧子さん脚本のドラマを観たり小説を読んだばかりで、彼女の書くものは面白いなあと思い図書館で手に取った。さすが内館牧子さんはエッセイも上手い。言葉遣いへの指摘も多く、やみくもに「さん」や「様」をつけたり、「ホントに」や「かな」の乱用を嘆いておられるのにはドキリとした。『すぐ死ぬんだから』のタイトルを間違える人が多い話には笑った。懐かしい昭和の話も多くて、「消えた歌の風景」に出てくる童謡はyoutubeで全部聴いてみた。今の学生は『牧場の朝』も知らないらしい。2024/07/04
イルス
9
知らない部分や年齢的な部分、ボケとツッコミのバランスもいいなと思うエッセイだった。他のエッセイも読みたい。2025/08/17
ぐっちー
3
久しぶりに内館さんのエッセイ。相変わらず鋭く刺さる筆先で読みながら、なるほどと、頷いていました。 以前より鋭さが増している感じでした。2024/11/27
ENAK
3
既読の「すぐ死ぬんだから」は、私もタイトルがうろ覚え(^^;)作品が生まれるに至った背景を知れたのは良かった。あと、大谷夫妻と同じ職場だったってことをサラっと書いてあってビックリ!内館氏曰く、翔平さんはお母さん似なんですね~(笑)内容としては同意出来ることもあったり、無かったり。あ、やたらめったらカタカナ英語多用するヒト、私も苦手。「レガシー」とか、言ってる本人恥ずかしくないんかな?2024/10/24
Hiroki
3
朝霞図書館 相手の懐に手を突っ込む。これが顰蹙ものであることは誰もが認める事。意図せず突っ込んでしまったという時もあるが、牧子さんの場合は確信犯でそれが小気味良さに繋がっている。反則技で幕内最高優勝45回なんてフンッとか、コスパという言葉の軽佻浮薄さをせせら笑ったり、勝てなかったこと・2位に終わったことの価値を見つめたり…。遠慮会釈なく手を突っ込むのだが、根っこに慈しみが窺えるのは凄い。でも、安倍晋三擁護があったので、この撤回がないうちは貴女から遠ざかります。悪しからず。2024/07/29
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