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内容説明
鬼才が描く女傑コンビ、待望の帰還!!
怪異専門の名探偵アリス・ミランダと、
彼女の助手で剣術の達人、ミス・ホブソン。
2人のもとには、今日も怪しげな依頼が舞い込む――
人の生気を奪い取る絵画に、
夜な夜なカードに興じる“死神”。
そして、諍いの種になる怪しげな小屋…
その裏には、魔術を操る怪奇画家ユディットの影が…!?
19世紀ロンドンに怪異蠢く、ゴシック怪奇譚――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
23
『アリスとシェエラザード』続刊。このシリーズのいい点は、キャラ依存になっていないところだ。シリーズものなのだから、アリスとシェエラザードの二人の個性を際立たせて読ませる手法もあるはずなのだが、諸星大二郎はそうせずに、あくまでストーリーの面白さで読者を牽引していく。その潔さがいい。だから、主人公にしては二人の存在が希薄だというのは、決して欠点ではないのだ。そういう意味では、アリスとシェエラザードは語り手に徹しているとも言える。2024/02/11
さくりや
22
ヴィクトリア朝イギリスを駆け巡る霊媒探偵コンビが帰ってきた!単発モノだと思って大事に大事に前作を読んでいたので嬉しい!敵対する画家・ユディットも登場し本格的にシリーズとして展開してくれるようで嬉しい。個人的に1番のお気に入りは「5枚のカード」。あくまでゲームに参加しないよう必死になるアリスの天丼ボケが面白い2024/02/12
5〇5
8
19世紀を舞台にしたヴィクトリアン探偵モノ第2弾だ。交霊術、召喚魔術、魔力、幽霊、悪魔といったモチーフで雰囲気たっぷりに楽しませてくれる。霊能者アリスと武闘派シェエラザードの美女バディの活躍が冴える。二人と対立する呪術画家・ユディットの邪悪キャラも良しだ。再登場に期待したい。😁2024/03/09
Ribes triste
7
待望の第二巻。霊感探偵アリスとシェエラザードの活躍が読めて嬉しい。魔女ジュディスの登場でさらにゴシックホラー味が増すも、とぼけたヌケ感でくすりと笑えるのが楽しい。早くも続きが待ち遠しいです。2024/02/22
NBかえる同盟
7
ヴィクトリア朝のイギリスを舞台に、霊感探偵と助手の武闘派の2人の女性の活躍を描く話の第2集…って、先に書いておられる方もいたのだが、「諸星大二郎劇場」というシリーズのワクに入れなくてもいいような気も。「栞・紙魚子」のような「不条理・コメディ・ホラー」な探偵譚は、子どもの頃によく見たアメリカの安っぽい(褒め言葉)オカルトドラマのようで、とても楽しい。第一巻の流れで、あの「悪趣味クラブ」が関わってくるのかと思ったらそうでも無く、謎の画家ユディットが敵役として登場。まだ続きが楽しめそう。2024/02/10