内容説明
高校生探偵として数々の難事件を解決してきた迷渕零人(まよいぶちれいと)が殺人現場で出逢ったのは、ピンクの派手な衣装を身にまとった自称・魔法警察の美少女マリリンだった。
乱入してきたマリリンは、あっさりと魔法で犯人を当ててしまう。
その事件以降もマリリンは零人を「助手」と呼び事件現場に突然現れたり、家に侵入し勝手にご飯を作ったりとやりたい放題! 魔法なんて非科学的なものを信じない零人は、マリリンと共に事件を解決する中で魔法のトリックを暴こうとするのだが――? 自称・魔法警察の美少女×高校生探偵の凸凹コンビが華麗に(?)事件を解決するマジカル推理コメディ開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
高校生探偵として数々の難事件を解決してきた迷渕零人が、殺人現場に突如現れた自称・魔法警察のマリリンに振り回されるマジカル推理コメディ。零人を助手に指名して、事件現場に突然現れて魔法で犯人を当てたり、家に侵入し勝手にご飯を作ったりとやりたい放題のマリリン。そんな彼女に振り回されながら挑む六つ子殺人事件、校内で起きた窃盗事件や密室事件、宝石盗難事件やコンビニ連続強盗事件、洋館失踪事件。魔法で犯人は特定するものの、動機や犯行方法は全くわからないマリリンと、それを推理で埋めていく零人のコンビが微笑ましかったです。2024/01/24
TERU
9
探偵として数々の難事件を解決してきた迷渕零人が出逢ったのは、ピンクの派手な衣装を身に纏った自称魔法警察・マリリンだった!?突然事件現場に乱入してきたマリリンは、あっさり魔法で犯人を当ててしまう。魔法なんて非科学的なものを信じない零人は、マリリンと共に事件を解決する中で魔法のトリックを暴こうとするのだが... 破茶滅茶な推理コメディでした。所謂な探偵が事件を解決していくミステリではなく、魔法警察マリリンがミステリ要素を魔法でぶっ放すため、2024/02/09
真白優樹
8
数々の事件を解決してきた高校生探偵の少年の元に、魔法警察を名乗る謎の少女が現れ始まる物語。―――魔法で一発、推理で回り道? 魔法で過程をぶっ飛ばして推理する少女、その過程を自身の推理で埋めていくことになる少年。そんな二人が凸凹コンビとしてドタバタやりながら、数々の事件に立ち向かっていく物語であり、気が付けば笑えている、かもしれない物語である。ドタバタの先、解決していく数々の事件。コンビはもうちょっと継続中。果たして凸凹コンビな二人は、今度はどんな事件を解決する事になるのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/01/28
かわうち
1
コメディだった2024/08/30
菊地
1
「推理とか証拠とかすっ飛ばして、魔法の力で犯人がわかる」というアイディアは一見新しく思えるけど、ベストセラー作家が一般文芸(ミステリ)のシリーズ作品で既にやっていることなので斬新さは感じられなかったかな。 本作品の作者がそのシリーズを知っていたかどうかについては議論する気は無いけど、結果的に「後発」のアイディアになってしまったことは勿体なかったと思いますね。 本作はかなりコメディ要素に振っているとはいえ、曲がりなりにもミステリ風作品として考えるとミステリ要素があまりクオリティが高くなかったのも減点材料。2024/01/28