内容説明
世界の金融・経済秩序の大変動を見抜く
ベストセラー・シリーズの最新刊!
世界は“脱ドル化”に向かう――
金1グラムは、30,000円にハネ上がる!
今年8月29日、金の国内小売価格が、1グラム=10,000円の大台を超えた。
著者はこの四半世紀、一貫して「金を買いなさい、必ず値上がりするから」
「アメリカ発の金融恐慌になる。アメリカは世界覇権を失う」と主張し続けてきた。
事実、金は26年前の1グラム=1,200円から、今は10,522円(11月20日)と、8.7倍に値上がりした。
世界経済は今、「脱ドル化」(ディー・ダラライゼーション)に向かっている。
この動きが、金価格を大きく押し上げる。
BRICKS諸国は米ドルに代わる世界基軸通貨を準備中だ。
1944年に決められた、金と米ドルの兌換体制(ブレトンウッズ体制)が終わる。
すなわち米ドルの覇権が崩壊するから、金の値段が上昇するのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
10
例によって例のごとく、「金融恐慌が来るぞ!金を買え!」の連呼である。こういう言説は繰り返すことに意味があることもあるので、敢えて著書のことを「狼少年」とは呼ばない。実際、世界情勢は緊迫し、混迷の度合いを深めており、世界におけるアメリカの地位の低下による「脱ドル化」、新興国による新たな決済通貨の模索も起こりうるだろう。最終章のアメリカ、日本、中国、三つ巴での最先端半導体の開発競争を巡る話は興味深かった。副島本のお決まりとして、やはり最終的には中国が勝つ、という予定調和のオチは真偽不明ではあるが。2023/12/05
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