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内容説明
「この人になら、自分の話を聴いてもらいたい」。そう思わせる人は意外に少ない。人は自らを認めてもらいたいと願う余り、つい「聴く」ことよりも「話す」ことを優先させてしまう。しかし人間的に成長する人とは、話を聴く力がある人のことである。聴き上手は価値ある知恵を得、困難に打ち克ち、いい人間関係を結ぶことができる。本書は、コミュニケーションの研究を六十余年続けてきた著者による渾身の一冊である。効果的な相づち・姿勢、相手の真意をつかむコツ、質問の仕方などを諄々と説く。 〈本書で取りあげられるエピソードの例〉◎大宗教家も強い関心を示したよい聴き手 ◎他人の話を聴こうとせず、若い異性から嫌われた男性教師 ◎相手の話を促す話し方で、一皮むけた車のセールスマン ◎画期的新商品を生んだ、松下幸之助の「聴く力」 ◎「自然の美しさがいい」といって化粧を否定していた知的女性の考え方を変えた質問
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書初心者
8
そういう考えがあるということね!2015/04/30
蓮華
4
聞く、聴く、訊くについて書かれている。 聞く姿勢ことで得られる数々のメリットと、会議や司会の円滑な進行等勉強になります。2017/07/23
Kaz
4
わかりやすくすらすらと読めるのですが、読後に印象に残るフレーズが少ないのが残念。同じような話をいろいろなところで読んでいるので、耳には馴染むが心には残らないのかも。2016/08/22
陽月
3
あまり目新しいことがないのと、具体的にどうしたらいいのか、という例が少ないのが残念。謙虚に受け止め、話を最後まで聞くこと、分からないことは勝手に解釈せず尋ねること、言下の意味も推し量ること…。重要なのは自分が聞いていることが問題ではなく、相手がどう思いながら自分に聞いてもらっているか、でしょうか。グループでリーダーを立てて話し合う時の質問の投げ方は納得です。このような機会があれば、相手と質問を絞ることに気を付けてやっていきたいです。2013/12/02
か
3
読みやすく、内容もすんなり頭に入った。特に司会進行の進め方や、質問に詰まったときの対応についてはとても参考になった。聞き上手になりたいなあ。2012/04/04