中公選書<br> マッカーサー 20世紀アメリカ最高の軍司令官なのか

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中公選書
マッカーサー 20世紀アメリカ最高の軍司令官なのか

  • ISBN:9784121101457

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内容説明

謝辞
まえがき――「ダグラス・マッカーサーとは誰だったのか?」

第1章 始まり
第2章 参謀総長
第3章 中心から外辺へ
第4章 大惨事
第5章 高くついた教訓
第6章 パラメーター
第7章 見習い期間
第8章 突破口
第9章 帰還と償還
第10章 回帰、侵攻、そして降伏
第11章 青い眼の大君
第12章 勝利と課題
第13章 朝鮮半島での勝利
第14章 朝鮮半島での敗北
第15章 総括

あとがき  「マッカーサーの遺産と戦後日本」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

12
日本から見れば、マッカーサーは戦後日本をデザインした「神さま」(半藤一利)。当然占領期がメインとなる。が、アメリカ側から見れば、彼はあくまで軍人。SCAP(スキャップ)時代も長いキャリアの一つにすぎない。「彼への最高の評価も最低の評価も、どちらも正しい」(オーストラリア軍ブレーミー将軍)。本書はそんな振り幅の大きいマッカーサーの軍歴を一つずつ検証する。そこから浮かび上がるのは、日本にとってはやっぱりマッカーサーでよかったという事。今後も関連本は出続けるだろう。老兵は死んでも、未だ消え去らず。2024/02/17

Yuki2018

6
マッカーサーは一見して個性的で尊大な印象を与えるが、実際に印象通りだった。幼少期をフィリピンで過ごしており、アジア人に対する偏見を持たない。極めて優秀で陸軍士官学校を記録的な成績で卒業。尊大な性格で大統領を含む上官の命令にも場合によっては従わない等、かなり異質な存在だったようだ。他人の手柄を横取りしたり、成果を過剰に宣伝するようなアクの強い人物でもある。こうした特徴は、占領期の食糧支援等、結果的に日本に恩恵を齎した。彼でなければどうなったことか。戦後日本に絶大な影響を与えた人物の読みやすい評伝。2024/04/27

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