内容説明
血濡れの悪鬼、首狩り皇帝――そんな異名を持つ皇帝ユディングのもとに嫁ぐことになった十五歳の幼い姫テネアリア。
しかし彼女は恐れるどころか、心の底から凶悪顔の大男を愛していた。
“初めて会った”にもかかわらず。
移動時には抱っこをせがみ、食事は手ずから食べさせ、笑わない男も次第に幼妻に絆されていく。
けれど彼女には、秘密があって――!?
【電子限定特典付き】
書き下ろし短編『妃殿下の〇〇〇〇〇日記』を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bulbul
8
首狩り皇帝に喜んで嫁いだ年の離れた姫テネアリア。テネアリアの皇帝を恐れない事情も面白かったけれど、何より血濡れの悪鬼こと首狩り皇帝の直感に忠実でいつの間にか忠犬みたいなギャップが楽しかった。2024/01/19
史
4
恋する乙女は大胆で、だけどちょっぴり恥ずかしがり屋さん。そんなミステリアスだけどかわいいお后様と、戦うこと以外なにも知らない武闘派皇帝の、不可思議に緊張感があるけれども、ラブリーなお話。翻弄される陛下がかわいいと思えば、大人ぶりたいお后様もかわいい。二人が結ばれるのはもう運命以外の何物でもないですね。是非ともシリーズ化して、子どもたちにてんやわんやになる二人が見たいかな。いやはや大好物。好きですねえ。2024/03/05
菊地
1
年の差カップル!幼な妻!ベタぼれ!最高!2024/01/17