内容説明
接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」発覚で大蔵省は大揺れ。黒幕の大物主計局長、暴力団幹部、総会屋総帥、敏腕政治家らの思惑が入り乱れるなか、大蔵省始まって以来の変人・香良洲圭一はこの危機にいかに立ち向かうのか? スリリングな官僚ピカレスク小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
319
わざわざ、しゃぶしゃぶをすき焼きに変える必要あるか?というのが真っ先に思い浮かんだこと。もう少し硬いピカレスク物かと考えていたけれど、中盤から錐橋議員が面白すぎてそっちばかり気になってしまった。一体何を読まされているんだというくらいシュールな場面が多く、それで頁数が膨れているのも如何なものかと思いつつも、錐橋議員の登場を待ちわびている自分がいた。結末のつけ方については、たしかに大胆というか、一線越えた行動に出るのだけれど、それを劇的に演出できているかは疑問で、人によっては肩透かし感があるかもしれない。2024/12/04
桜
46
「ノーパン◯◯」。当時純粋無垢だったw私は「そんな事して何が楽しいんだか。」と言葉ヅラに衝撃を受けつつドン引きしていた。 実際のスキャンダルを下敷に、官僚、ヤクザ、政治家、総会屋。縁もゆかりも無い世界で、全員クセがある「ワル」ばかり。終着点が読めないままページが進み、まさかのそんな終わり方?! 変人、香良洲圭一のその後が気になる1冊でした。2024/01/13
TAKA
36
大蔵省は隠蔽改竄は得意技ですからね、財務省に名前が変わっても同じです。自分達の天下りの為に増税することが本意だと思ってる輩ですから。変人香良洲のような人は大蔵省には絶対存在しない、だから余計この物語が面白く読めるのであります。実名出すくらいならノーパンしゃぶしゃぶ事件を基にしたノンフィクションのほうがよかったんじゃないかな。腑に落ちない結末が残念でしたね。2025/12/28
すたこ
13
★★★当時、「ノーパンしゃぶしゃぶ」のインパクトはすごかったのを覚えている(笑)この本では、ノーパンすき焼きとなっているが、とてつもない衝撃だった記憶がある。政治・経済が大の苦手な私には細かいところは難しかったが、全体を通して面白かった。加良州の駆け引きはハラハラした。月村了衛は様々なテーマを深めてて本当にすごい!2026/02/20
のじ
11
ノーパンすき焼き・・・接待事件をめぐっていろいろ暗躍する官僚のお話。実在の政治家や会社などの名前も出くるけど、どんな時代だったかはあまりおぼえていない。このあとの日本がどうなったかは身をもって今感じているところなので、フィクションとはいえ複雑な気分になる。良い悪いは別として、ノーパンすき焼き・・・なんかで喜んでて、接待に使ったような時代もあったわけで、今と引き比べると良し悪しは別として元気な時代だったのかもなあという変な感傷も持ってしまったよ。2024/02/18




